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日本3大古代布の一角!葛布の歴史と現在の価値

日本3大古代布の一角!葛布の歴史と現在の価値
 着物買取葛布

葛布は葛の繊維を原材料とした織物です。中国では新石器時代にはすでに使用されており、アジア最古の布とも言われています。

その長い歴史の中で葛布はどのように人々の生活にかかわり、現代ではどのように扱われているのでしょうか。

葛布の歴史と魅力について説明をしていきます。

長い歴史の中で広まっていった葛布

葛布は中国の論語や史記にも記述があるほどに古くからある布で、日本では大宰府の菖蒲浦古墳群からも出土しています。

古代においては、庶民の衣服や上流階級の喪服の原材料として使われており、万葉集に葛布を詠んだ歌がいくつかあります。

また、鎌倉時代には武士の装束の生地にも葛布が用いられるようになってきました。

さらに、江戸時代になると、武士の陣羽織、火事羽織、裃、公家の直垂、狩衣など使用用途が広がり、現在の静岡県にあたる遠州掛川が名産地として知られるようになったのです。

一方、葛布の発祥の地である中国では、唐の時代にはすでに葛布の衣服はほとんど姿を消しています。

これは、安価な大麻草と高級感のある絹の登場によって葛布の需要が失われたためです。

日本における葛布の衰退

主に高級衣料の原材料として日本で普及していた葛布は、明治維新の始まりとともに大きな転機を迎えます。

武士が姿を消し、公家が洋装をするようになったことで、需要と供給のバランスが崩れたのです。

しかも、紡績技術の機械化が進んだ結果、木綿の普及が進み、葛布は衣料としての必要性を完全に喪失してしまいます。

そこで、今度は葛布を壁紙の原料として転用し、輸出用壁紙の生産を始めたのです。

戦後になると、葛布の壁紙は大量の外貨を獲得する輸出産業として掛川を中心に発展しました。

しかし、韓国が国策として葛布の壁紙に力を入れだすと、日本は市場を奪われ、製造業者の数は激減していきました。

現代では、日本での葛布の生産は生き残ったわずかな業者が細々と続けているだけとなっています。

古代から伝わる独自の魅力

葛布は古代布であり、現代では、衣料に用いられることはほとんどありません。

しかし、その技術を伝承していこうという人がいるのは、他では味わえない独自の魅力があるからです。

縦糸に絹や綿を配し、葛の横糸で織り上げた葛布は、光を反射させると上品な光沢が生まれます。

触ってみると、手織りならではのやわらかさと葛のさらりとした感触が相まって独特の清涼感をもたらしてくれるのです。

また、葛布には抗菌作用があり、肌の健康に良いとも言われています。

さらに、紫外線や熱を通しにくく、通気性がよいという性質があるため、日傘の原料としても最適です。

そして、葛布を用いた着物やスカーフ、タオルなどは、本場・掛川市を中心に今でも生産が続いています。

芭蕉布やしな布と並んで日本3大古代布のひとつに数えられる葛布の魅力は、その良さを知る人々によって伝承され続けているのです。

葛布を買取に出す際の注意点

現代ではすっかり需要が減り、見かけなくなった葛布ですが、中古市場では江戸時代のものが高値で取引された例もあります。

もしかすると、古い家の蔵には市場価値の高い葛布が眠っているかもしれません。

また、静岡県を中心に販売されている葛布の商品を売却する際には注意が必要です。

葛布の着物などは希少性が高いため、その真偽を判断するには熟練の目が必要とされます。

そのため、買取をしてもらう時は、購入の際に付随していた証紙を一緒に提出すると査定がスムーズに進みます。

また、少しでも高値で買い取ってもらうためには、リサイクルショップや古着屋ではなく、着物の買取専門業者に査定をしてもらうのがベストです。

リサイクルショップや古着屋は個々の商品の価値は重視せず、一律いくらで安く買取るのが基本だからです。

ただ、近くに着物の買取専門店がないというケースも少なくないでしょう。

その場合は、出張買取サービスの活用がおすすめです。

スタッフが自宅まで訪ねてくれるので、輸送中に着物を汚す心配もありませんし、たいていのところは手数料も買取のキャンセル料も不要なため、気軽に利用ができます。


 
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