• バーボンというと、ハードボイルドや西部劇の影響からかワイルドで無骨なイメージがあります。そもそもウィスキーとバーボンは違う種類のお酒なのでしょうか。意外と知られていないバーボンの世界をご紹介します。

                         

    バーボンウィスキーが誕生するまで

    世界5大産地の1つであるアメリカでウィスキーづくりを始めたのは17世紀に移住したスコットランド人やアイルランド人でした。アメリカでは大麦よりもコーンなどの雑穀の方が入手しやすく、最初にコーンからウィスキーをつくることに成功したのはケンタッキー州のエヴァン・ウィリアムズと言われています。また、1780年にエライジャ・クレイグ牧師は誤って焦がしてしまった樽で熟成させたところ、今までにはない味わいが偶然誕生したのです。その工程はバーボンに欠かせないものとなっています。バーボンの製造工程では内側を焦がした新しい樽を使って熟成します。この工程を「チャー」と呼びます。楢の木に焦げ目をつけることで木が持つ香味成分を増幅させることでカラメルのような香ばしさを与えています。

    バーボンの産地「ケンタッキー州」と「テネシー州」

    アメリカでは肥沃な大地で採取されるコーンが多く使われ、コーンを原料としたバーボンウィスキーの産地として有名です。ウィスキーづくりが盛んなのはケンタッキー州とテネシー州で激しい気温差が熟成を促進し、短期間でも旨みが凝縮された力強い味わいを生み出します。バーボン発祥の地ケンタッキー州では9つの蒸留所があり、連続式蒸留機とダブラーと呼ばれる特殊な製法でつくられています。テネシー州でつくられるものは特別にテネシーウィスキーと呼ばれています。それは、バーボンの製造工程で原酒をテネシー産のサトウカエデを燃やした炭でろ過するという工程が加えられているからです。

    アメリカのバーボンで欠かせない工程

    アメリカ産のものにはいくつか特徴となる工程があります。2度蒸留を行う「ダブラー」では香味や旨みを凝縮します。蒸留後に残った水を次のウィスキーの仕込みに使う「サワーマッシュ方式」は糖化や発酵を早めます。「チャコールメローイング」はテネシー独特のもので、サトウカエデの炭をスピリッツの槽に入れてろ過する工程です。甘みとまろやかさを増します

    バーボンを代表する人気銘柄

    バーボンの中でも人気を集める定番銘柄があります。バーボンを代表する銘柄の「ワイルドターキー」は、スコッチウィスキーと比較すると熟成期間は短い8年です。それでも変化に富んだ気候のおかげで、フルボディで厚みのある味わいが生まれています。樽の表面がざらつくほど強く焦がした樽は「クロコダイルスキン」と呼ばれ深みのある琥珀色と香りがにじみ出します。ワイルドターキーは加水量も少なく素材本来の味が残されています。テネシーウィスキーの「ジャックダニエル」はチャコールメローイングでつくられ原酒に含まれる雑味がありません。コーンの比率が高く通常のバーボンよりも甘みがあり、まろやかです。バーボンが苦手な人にも好まれるでしょう。それでも独特の風味が通好みのバーボンは飲む人を選びます。死蔵しているバーボンがあるのなら好きな人に飲んでもらった方が作り手も喜ぶかもしれません。出張買取で売れば売主も現金が手に入り、部屋もスッキリしますよ。

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