骨董品コラム

古伊万里の魅力を知る

  • 骨董の中でも常に人気を集めている焼物が日本初の磁器となった古伊万里です。数ある焼物の中でも古伊万里がこれほどに人々を魅了する理由はどこにあるのでしょうか。その歴史と特徴を紐解いてみましょう。

                           

    伊万里の誕生

    伊万里焼の始まりは江戸初期の1610年前後とされています。秀吉が朝鮮出兵で連れ帰ってきた朝鮮半島の陶工が有田の山間部泉山で白い磁石を発見したことに端を発します。初期伊万里の文様や絵柄は中国明代のものが手本でした。当時の茶人は白くなめらかな中国陶器を珍重していました。国産でそれが可能となったことは画期的でした。伊万里の特徴は染付と色絵、そして鍋島藩の窯で焼かれた鍋島です。染付と色絵の違いは簡単に分かります。青いものが染付で色のあるものが色絵です。そもそもは染付しかありませんでした。

    染付の特徴

    染付は白い素地に青色顔料の呉須(ごす)で文様を描き、透明釉を施し1300℃の高温で焼いたものです。手書きの文様に加えて型紙摺やこんにゃく印判が用いられるようになりました。型紙摺とは省力化のための印刷方法の一種で、文様の部分を切り抜いた型紙を押し当て、顔料を刷り込んでから外すことで文様がプリントされます。線が途中で途切れているのが見分けるポイントです。こんにゃく印判は呉須をつけた印をおして文様を付けています。文様の青が手書きのものよりも均等な濃さに仕上がっています。どちらも色落ちの恐れもなく、丈夫で扱いやすくなっています。

    色絵・鍋島の特徴

    1640年代に入ると中国の技術が導入され、色絵が焼かれるようになります。これは染付の上に絵の具で文様を描いて低温で焼き付けたものです。釉の上に色を付けるため、色がすり減ったり、剥がれ落ちたりするので扱いには気を付ける必要があります。鍋島は鍋島藩の藩窯で焼かれた最も精緻な磁器です。鍋島には鮮やかな文様を施された色鍋島と青一色で描かれた染付の鍋島があります。当時の最高レベルの技を駆使して生み出された磁器は精巧な文様が見どころです。御用品という性質上、一般の人の目に触れるようになったのは明治の廃藩置県以降のことです。

    古伊万里の様式

    古伊万里の様式や特徴は時代の中で変化しています。代表的なものをいくつかご紹介します。「初期伊万里」は、厚手の器で若干ゆがんでいることもあります。厚くかかった釉には焼けむらなども見受けられます。おおらかなで力強い作りが魅力となっています。「柿右衛門様式」は、濁手と呼ばれる乳白色の素地に直接絵を描き焼き上げることで鮮やかなものとなっています。傷もゆがみもない丁寧な造りに繊細に絵が描かれています。元禄時代に入ると、赤と金を用いる「金襴手(きんらんで)様式」が生まれました。金襴緞子のような豪華な仕上がりは欧州の王侯貴族にももてはやされました。国内向けのものは輸出用と比べると落ち着いた色合いで品があります。古伊万里はこの時代に最盛期を迎えます。「鍋島様式」は、当時の最高の技術を駆使した磁器が焼かれました。採算を度外視した特上のこの品は将軍家への献上品や諸大名への贈答品として作られました。将軍吉宗の時代には質素倹約を求められ、青一色の染付の鍋島が中心となりました。

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