古銭知識

【珍しいコインの種類】外国のコインには常識を打ち破るコインが多数存在している!?

珍しいコイン

現代社会を生きる上で、私たちの生活と切っても切れない存在と言えば「お金」ですよね。

キャッシュレス化も進んでおり、紙幣はもとより硬貨を使わずとも買い物には困りませんが、それでも尚依然として社会の中心を回っています。

世の中にお金が溢れているからこそ、世界各地まで目線を広げればあまり見たこともないような珍しいお金(コイン)が存在しています。

皆さんは珍しいコインというとどのような硬貨を思い浮かべるでしょうか。

"数が少ないコイン"、"かなり昔の古銭"などが思いつく方も多いでしょう。

しかし実際にはその常識を打ち破るコインが多数存在しています。

それではご紹介しましょう。





希少なエラーコインの英領西アフリカペニー白銅貨

英領西アフリカペニー白銅貨
英領西アフリカペニー白銅貨

珍しいコインの代表格として世界でも有数のエラーコインである「英領西アフリカペニー白銅貨」があります。

1945年にイギリスにあるバーミンガム私立造幣会社が、英領西アフリカからペニー白銅貨の製造依頼を受けたのですが、本来であればコインの国王の名をジョージ6世とすべきなのに、前の国王のエドワード8世としてしまいました。

王位が継承されてから8年も経っていたにもかかわらず、極印を間違えてしまったのです。

このエラーコインは少なくとも7枚~12枚が製造され、なぜか市場へ流通してしまいました。

その後バーミンガム私立造幣会社は、1945年のジョージ6世のタイプを新たに製造しなおし、900万枚製造して英領西アフリカ当局に納めました。

このコインのサイズは直径32ミリで、海外においては穴あきコインが少ないのも相まって非常に珍しいコインと言えます。

上記のペニー白銅貨はアフリカのコインですが、アフリカではなくアメリカのコインであれば10万ドル以上の価値があったと言われています。

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ちなみに・・・
英領西アフリカペニー白銅貨に登場するジョージ6世は、吃音を抱えており人前でスピーチするのも一苦労でしたが、ライオネル・ローグという治療士と出会い徐々に克服していきます。そういった苦労の末に国民に向けて行った英国王のスピーチはあまりにも有名で、2010年には映画にもなっています。

1枚で2種類の通貨単位を有するコイン

イギリス領インド帝国

イギリス領インド帝国時代の「ツイン・カレンシー・コイン」とは1枚で2種類の通貨単位を有するコインです。

これは、第二次世界大戦時、連合軍に給与を支払うために特別に製造されたコインです。

このコインは、1枚で1米ドルと2.5インドルピーの2種類の通貨単位を有する通貨として発行されました。

インド人兵士、外国人兵士両者に支払いができるように造られています。

しかし兵士たちはこのコインを受け取らず、そのためイギリスはこのコインを回収せざるを得なくなりました。

このような背景もあり、コインコレクターの間で大変希少な逸品となりました。

このツイン・カレンシー・コインの価値は、当初5万ルピー(約8万2千円)程の価値でしたが、その後40万ルピー(約65万8千円)、そしてさらには600万ルピー(約987万円)程にまで高騰しました。

2種類の通貨単位を有する通貨として非常に珍しいコイン、古銭と言えます。

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ちなみに・・・
イギリスの植民地支配に対して"インド大反乱"という民族抵抗運動を行いました。インド大反乱自体は近代装備を持つ軍に鎮圧されてしまいましたが、その後インドの民族的な意識を高めることに繋がり、後の"インドの反英闘争"へと広がっていきました。結果的にイギリスによるインド統治は、国民会議派の結成や第一次世界大戦後のガンディーの独立運動などによって1947年に終わりました。

四角形の金貨・ラムダカット四角型

ドイツのラムダカット角型クリッペ金貨・地球上の羊
ドイツのラムダカット角型クリッペ金貨・地球上の羊

人気の「ラムダカット」には丸型もありますが、その中でも希少な角型であるクリッペ(Klippe)です。

クリッペは西暦1500年代に緊急対応の通貨として、丸く成形する手間を省いて製造されました。

ドイツの「ラムダカット角型クリッペ金貨・地球上の羊」は1700年の1年号のみ発行の記念金貨です。

重さは約0.88gで発行枚数は不明ですが、四角形の珍しい形が人気の希少コインです。

ゼウスの神話の中の黄金の羊伝説、地球上に立つ羊の図柄からラムダカットと呼ばれています。

四角形のコインは非常に珍しいですが、実はこの様な四角形コインは歴史的にみると古くから存在します。

主に16世紀~17世紀の時代、ドイツ、神聖ローマ帝国やその周辺で発行されていました。

一見するととてもコインには見えませんね。

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ゼウスの神話に登場する黄金の羊とは・・・
ギリシャ神話に登場する神々の王ゼウスの息子で、オリンポス12神のヘルメスが、ゼウスから預けられた黄金の毛を持つ羊。この羊は黄金の見た目だけではなく、空を飛び人の言葉を話すことができると伝えられています。黄金の羊はおひつじ座のモデルになっています。

眼がガラス!?細工のモンゴルの銀貨

モンゴル野生生物保護シリーズ銀貨
モンゴル野生生物保護シリーズ銀貨

コインや硬貨というと材質が金、銀、銅、アルミニウムなどのイメージがあると思います。

しかしモンゴルにはガラスが埋め込まれたコインが存在します。

2011年にはモンゴルで発行された銀貨はフクロウで、その眼にはオーストリアのガラス製造会社、スワロフスキーのクリスタルガラスが動物の目にも埋め込まれています。

この「フクロウの500トゥグリク(トゥグリクはモンゴルの通貨単位)」の銀貨以外にもマヌルネコやハムスターがあります。

これらは野生生物保護シリーズのコインです。 ガラスの輝きも合わさり、非常に美しいコインですね。

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野生生物保護シリーズとは・・・
野生生物保護シリーズのコインは2007年に第1弾のイタチ科最大のクズリが発行されてから毎シーズン様々な動物をモチーフに発売される限定コイン。

独特な形で有名!7角形のパプアニューギニアの純金コイン

パプアニューギニア純金コイン
パプアニューギニア純金コイン

世にも珍しいパプアニューギニアの7角形の純金コイン。

パプアニューギニアに生息している希有な蝶である「バードウィングバタフライ」が彫刻されています。

7角形という形が非常に独特なコインで、これはパプアニューギニアに生息しているバードウィングバタフライが7種類のため、それに倣いコインの形が7角形となっています。

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バードウィングバタフライとは・・・
バードウィングバタフライはトリバネアゲハ属に分類される蝶で、モルフォチョウやミイロタテハと並び世界三大美蝶として知られています。幼虫時代にウマノスズクサ科の植物を食し、体の中に毒をため込む毒蝶でもあります。

希少性の高さで知られるナポレオン1世 <百日天下> 5フラン銀貨 1815年

フランス ナポレオン 百日天下 5フラン銀貨 1815年
フランス ナポレオン <百日天下> 5フラン銀貨 1815年

希少性の高さで知られている「フランス ナポレオン <百日天下> 5フラン銀貨 1815年」。

フランス革命後のフランスを統一した英雄ナポレオンの肖像が刻印されたコインです。

5フラン銀貨以外にもナポレオンを題材にしたコインは様々ありますが、5フラン銀貨はナポレオンの頭部に月桂冠が描かれており、非常に人気のあるデザインです。

1815年に発行されたコインは<百日天下>タイプの希少価値の高いコインとして、収集家からの人気も高いです。

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百日天下とは・・・
ナポレオンが1814年に第六次対仏大同盟諸国との戦争に敗れフランス皇帝から退位してから、1815年にパリへ入城し帝位を取り戻し軍を再建した後に、ワーテルロー会戦に敗れて再びその地位を追われてしまうまでの100日間のこと。

世界で100枚!オーストリアラクサルペ山荘記念ターレル銀貨

オーストリアラクサルペ山荘記念ターレル銀貨
オーストリア ラクサルペ山荘記念 ターレル銀貨 1877年(発行枚数は100枚)

18歳の若さでオーストラリアの皇帝になり、その後ハンガリー国王を兼ねたフランツ・ヨーゼフ1世の弟であるカール・ルートヴィヒがラクサルペ山に旅行者用の山荘を建てました。

その記念として発行された銀貨が「オーストリアラクサルペ山荘記念ターレル銀貨」で、発行枚数は全部で100枚と非常に価値の高いコインです。

その価値はゆうに100万円を超えます。

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ちなみに・・・
カール・ルートヴィヒの兄であるフランツ・ヨーゼフ1世の配偶者は、絶世の美女として世界的に有名ねエリーザベト。フランツ・ヨーゼフ1世は生真面目な性格で仕事熱心だったため、エリーザベトと言葉を交わす機会も少なく夫婦関係はあまり円満ではなかったとも言われています。

まとめ:珍しいコインの種類とは!?

ニウエ 2008年(1ドル)
ニウエ 2008年(1ドル)
ニウエという人口1500人程度の小さな島国で発行されているコイン。

当記事でご紹介したのはコインはごく一部で、世界にはまだまだ珍しいコインや古銭が存在します。

珍しいコインには深い歴史や意外なエピソードが隠されていたりと、知れば知るほど興味が湧いてくるものです。

世界各国の驚くような珍しいコインを収集してみるのも楽しいかもしれませんね。

下記の2記事は「ギザ10をはじめとする古銭の価値」を題材にした記事と「旧紙幣・古紙幣」についての記事です。ぜひ読んでみてください!

【実は価格が160倍!?】かつて人気を博した「ギザ10」や古銭の驚きの価値とは?

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