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ソブリン金貨の買取相場とは?希少価値が高い種類についても紹介

ソブリン金貨の買取相場とは?希少価値が高い種類についても紹介

今から遥か昔に発行が始まったソブリン金貨は、時代の変化によって様々な役割を担ってきた歴史のある金貨の一つです。

今回のコラムでは、長い歴史を持つソブリン金貨の歴史や、時代で異なる役割や価値についご紹介します。

歴史のある金貨のため、発行枚数が多いソブリン金貨は年代によっては高い価値を持っていることがあります。

今回お伝えする内容を参考に、お持ちのソブリン金貨の年代を確認してみてはどうでしょうか。





ソブリン金貨とは

ソブリン金貨とは

イギリスで発行されているソブリン金貨は、15世紀から今でも作られている歴史と伝統を持った金貨です。

ソブリン金貨は発行された年代別で3種類に分けられ、時代背景や発行される目的が異なり、非常に興味深い金貨としても知られています。

ソブリン金貨の発行当初は、今の日本円のように通貨として利用されていましたが、現代は「金への投資目的」「コレクション目的」など発行される年代によって様々な側面を持っているのが特徴です。

まずは、様々な側面を持ったソブリン金貨の概要について紹介し、その後にソブリン金貨の種類について触れていきます。

ソブリン金貨の始まりと由来

ソブリン金貨は1489年のヘンリー7世の時代に発行されたのが最初とされています。

ソブリン金貨は発行当時、通貨としての使用目的を持っていました。

「ソブリン」という名前は、発行当初のソブリン金貨の表に描かれていた玉座に座る国王から由来しています。

ソブリンとは直訳で君主や主権を意味しています。

国王が変わるたびにサイズや価値が変わっていたソブリン金貨は、1604年を最後に鋳造が一度打ち切りとなります。

ソブリン金貨が発行されたなかった時代

ソブリン金貨が発行されたなかった時代

鋳造が打ち切りになった後のソブリン金貨は「ユナイト」と称され、金貨のデザインも国王の横顔に変わりました。

ユナイトの由来は国王だったジェームズ一世が、イングランド・スコットランドランドの国王であったことと、フランス・アイルランドの国王であることを自称していたことに由来します。

これら4ヶ国の統一や連合を意味する「unite(ユナイト)」が名称となりました。

その後、王政の変化などを経て1663年からは「ギニー金貨」が鋳造されました。

ギニー金貨の由来は、金の産出国であるギニアに由来しています。

ギニー金貨のデザインは大きく変わることはなく、表面には国王の横顔が刻印されています。

ギニー金貨は19世紀初頭まで流通しましたが、その後の時代変化の中でイギリスでは金本位制を採用した「1816年貨幣法」で新しい本位金貨が制定されました。

これをソブリンと名づけて、1817年から鋳造が開始されました。

新しいソブリン金貨の誕生です。

「金本位制」とは、お金の価値を「金の価値」として定める制度のことです。

当時のソブリン金貨は金の重量によって価値を判断していたため、額面が表記されることもありませんでした。

新しいソブリン金貨の発行が始まった19世紀のイギリスは、国際社会の中枢に位置していました。

そのため、世界で初めてとされている法定貨幣となったソブリン金貨は、最も信用される貨幣として世界中に流通することとなりました。

通貨から記念硬貨へ変化

世界的に価値のあるソブリン金貨でしたが、1928年の世界恐慌を機にその役割を終えることとなります。

役割を終えた理由は、世界恐慌の影響がイギリスにも及んだためです。

不景気によって人々は現物で資産を確保する動きが活発になり、金を買い求めるようになりました。

その結果、銀行から金が無くなっていき金の価値が高騰していきました。

「お金の価値=金の重量」と定めていた「金本位制」をとっていたイギリスは、金の流出を防ぐためにこの制度を停止し、貨幣としてのソブリン金貨の発行を止めました。

金本位制の停止後、ソブリン金貨は通貨目的ではなく記念硬貨として発行されました。

そして1974年以降は、投資目的の役割を持つ地金型金貨としての価値をもち、現在に至っています。

長い歴史をもつソブリン金貨は、時代ごとに役割が異なっているため同じソブリン金貨であっても、発行年によってその価値は大きく異なります。

ソブリン金貨の種類

ソブリン金貨の種類

ソブリン金貨は大きく分けて以下の3種類存在します。

・旧ソブリン金貨

・新ソブリン金貨

・地金型ソブリン金貨

それぞれの特徴について説明します。

旧ソブリン金貨

旧ソブリン金貨は、1489年~1604年までに発行されたソブリン金貨のことを指します。

今からおよそ500年前に作られた旧ソブリン金貨は、当時は通貨として発行されていました。

現代では、通貨や金としてではなく「アンティーク金貨」としての役割を持っています。

アンティーク金貨とは、金貨の中でも発行枚数が少なく、希少性と価値が高いとされている金貨のことを指します。

そのため、数世紀も前に発行された旧ソブリン金貨には、金のレート価格を簡単に超えてしまうのような高額が付きます。

例えば、発行枚数が少ない年号で、傷が少ない旧ソブリン金貨であれば、一枚だけでも100万円以上の査定額も期待できるかもしれません。

新ソブリン金貨

新ソブリン金貨

新ソブリン金貨は、1817年~1973年の間で発行されたソブリン金貨のことです。

新しい金貨が発行された1800年代のイギリスは、国際社会に中枢に位置していました。

経済面で非常に強い力も持っていたイギリスは、国内だけではなく当時の植民地でもソブリン金貨の製造を行っていました。

そのため、各地域で多く枚数が発行され、金貨の図案には「ミントマーク」が記されています。

「ミントマーク」とは、金貨の製造元を特定するための目印のようなもので、本来の図案とは関係のないアルファベットや記号などの図案を指します。

新ソブリン金貨のミントマークは、創造元の都市名の頭文字となって、例えば、製造元がメルボルンであれば「M」、シドニーであれば「S」といった具合です。

新ソブリン金貨は、発行枚数が多いこともあって希少性は低いとされています。

そのため、買取時の価値も低くなる傾向にあります。

したがって、新ソブリン金貨にはプレミア価値が付きにくく、金の取引レートを基準に取引される場合もあります。

ただ、長い間発行されていた金貨でもあるため、世界情勢の変化などの影響によって発行枚数が少ない年代の金貨も存在します。

そういった金貨は希少性が高いため、高値で取引がされるケースもあります。

また、新ソブリン金貨は信用度の高い貨幣として流通していたため、偽物も多く存在していることでも有名です。

お持ちの金貨が本物であるかを確認する意味でも、金貨などの古銭を専門的に扱っている買取業者にみてもらいましょう。

地金型ソブリン金貨

地金型ソブリン金貨は、1974年以降に発行されているソブリン金貨のことを指します。

この時代からのソブリン金貨は、世界の貨幣としての役割を完全に米ドルに明け渡していたため、金の投資目的としての金貨である「地金型金貨」の特色を強く持っています。

厳密に説明すると、地金型ソブリン金貨でも貨幣として発行はされています。

そのため、1ポンドの額面が当てられて、貨幣として利用することも可能です。

もちろん、金としての価値の方が高いため、地金型ソブリン金貨の買取を検討されている場合は、金の買取レートを基準に取引をするタイミングを考えるようにしましょう。

「ソブリン」の名前の由来にもなった金貨のデザイン

「ソブリン」の名前の由来にもなった金貨のデザイン

ソブリン金貨の「ソブリン」の由来は上の文章でお伝えした通り、発行が始まった当時の表面の図案に玉座に座る国王が刻印されていたことに由来しています。

ソブリン金貨は長い歴史の中でデザインを変えてきていますが、表面については金貨の発行年の際に国を収めていたイギリス国王の横顔などの「王」に関する図案が刻印されていることは共通しています。

代表例として、2019年現在に発行されているソブリン金貨の図案をご紹介します。

2019年に発行されているソブリン金貨の図案は、以下の通りです。

・表面…エリザベス二世の横顔

・裏面…セントジョージと竜

セントジョージとは、キリスト教の聖人「ゲオルギオス」のことで、ゲオルギオスは3世紀後半に実在したローマ軍人とされています。

キリスト教徒だった彼は11世紀~12世紀に「竜退治」の伝説のモデルとして伝わるようになり、馬にまたがったゲオルギオスが竜を槍で突く様子は、宗教画や国旗のモデルとして数多く描かれています。

ソブリン金貨の裏面でも、セントジョージ(ゲオルギオス)が竜を退治する様子が刻印されています。

ソブリン金貨の価値とは

発行される年代や製造元によって価値が異なるソブリン金貨は、条件が揃えば金の取引レート以上の価格で買取ができる可能性があります。

では、具体的にどのようなソブリン金貨に価値があるとされているのでしょうか。

いくつか例をご紹介いたしました。

希少価値が高いとされるソブリン金貨とは

希少価値が高いとされるソブリン金貨とは

プレミア価値と呼ばれる、金貨の金の価値や額面にプラスされる評価項目の一種です。

ソブリン金貨のプレミア価値とされるのは「発行年」や「製造元」などが挙げられます。

イギリスの経済力が強かった時代に発行されている「新ソブリン金貨」のなかでも、特定の年代や発行元によっては極端に発行枚数が少ない金貨が存在していて、そういった金貨には高いプレミア価値が付く傾向にあります。

希少性のある年代の金貨をいくつかご紹介します。

1819年のソブリン金貨

1819年は、金貨を紙幣に置き換える「リカルドインゴット計画」が議会に提案されるなど、貨幣をめぐって議論がなされた時代でした。

そのため、1819年に発行されたソブリン金貨は前後の1818年と1820年と比べて発行枚数が極端に少なく、希少性が高いとされています。

1828年のソブリン金貨

当時国王だったジョージ4世の横顔が刻印されていた1828年のブリタニア金貨も発行枚数が少なく、非常に希少性が高いとされています。

しかし、この時代の金貨には多く偽物が存在しているので、もしも「1828」と刻印されているソブリン金貨をお持ちだったら、一度プロに鑑定をしてもらって本物であるかを確認してみましょう。

1917年のソブリン金貨

ジョージ5世の横顔が刻印されている1917年のソブリン金貨も希少性が高いとされています。

また、当時のソブリン金貨はロンドン・シドニー・メルボルン・パース・カナダでも発行がされていました。

その中でも発行枚数が少なかったカナダの金貨は、特に価値のある一枚と言えるでしょう。

ソブリン金貨の買取相場とは:まとめ

まとめ

今から500年ほど前から発行が始まったソブリン金貨は、一枚の金貨でも発行年の違いでその価値は大きく変わるのが特徴です。

どの金貨も金の価値以下の取引額になることはありませんが、今回ご紹介したような発行枚数が少ない年代の金貨だったら、プレミア価値がついて、金の価値をはるかに超える価格になることでしょう。

しかし、希少な年代のソブリン金貨であるほど多くの偽物も出回っているのも事実です。

まずはお持ちのソブリン金貨が本物であるかを確認する意味でも、古銭を専門とする査定員の鑑定をお願いしてみてはどうでしょうか。

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