古銭買取について

穴銭古銭の代名詞『寛永通宝』の買取価格相場について

  • 古銭を買取に出そうとお考えの方の多くは、自分が持っている古銭の価値や相場が気になる方も多いと思います。 買取に出される古銭の中で、「寛永通宝」は比較的よく見かけることが多いといえます。

    なぜ寛永通宝が多いかといえば、古銭をイメージするモノとして寛永通宝(穴銭)や大判・小判が挙げられ、さらには時代劇の影響で、劇中の登場人物が使用していることも要因として考えられるかもしれません。

    さて、そんな寛永通宝は古銭買取や買取相場においてはどのような価値があるのでしょうか。寛永通宝という名前や形は知っていても、寛永通宝が実際に貨幣として流通していた時代背景や、古銭買取相場での価値など、なかなか知らない方もいることでしょう。ここではそんな寛永通宝が生まれた背景や価値、そして買取相場における価値をひも解いていきましょう。

    『寛永通宝』ってどんな貨幣?

    寛永通宝は江戸時代に広く流通した貨幣で、初めて出現したのは寛永3年に佐藤新助という人物によって作られた説が有力といわれています。

    寛永13年から流通を始め、幕末まで鋳造されました。寛永通宝を始めとした穴銭は、当初は年号が記されていました。(寛永通宝は寛永時代に製造されたので表面に寛永通宝と記されています)

    しかし、後に出現した天保通宝などの穴銭など、数百種類もの種類を寛永通宝と呼び、穴銭の代名詞として使用した経緯もありました。

    寛永通宝は「穴銭」に分類される

    寛永通宝はいわゆる「穴銭」のジャンルに該当し、穴銭は貨幣の中心部に四角く穴が開いており、表面に文字が四方に記されています。現在の通貨である5円玉は中心に丸い穴があいていますが、どうして寛永通宝などの昔のお金の穴は四角なのでしょうか。

    これも諸説ありますが、製造過程での手間がかからなかったため、四角かったのではないかといわれています。当時はまだ製造技術がそこまで進歩していなかったということもあって、四角い穴のおかげで比較的簡単に製造できたといわれています。

    穴銭の「穴」はなぜ空いている?

    この「穴」はもうひとつの利点があります。それはこの穴に縄を通すと大変持ち運びに便利だったという文献も残っています。そして96枚で100枚として換算し、九六文勘定と呼んでいます。また、穴をあけた形はひもを通した時に目が不自由な人でも判別できるようにという意味合いも込められています。

    『寛永通宝』以外の穴銭のお代表的な種類

    古銭の買取に出される穴銭の中で最もメジャーな種類と言っても過言ではない寛永通宝ですが、実は寛永通宝以外にも有名な穴銭はいくつもあります。ここではその種類を紹介します。

    天保通宝の特徴や買取相場

    天保通宝は大きく分けて4種類に区分けでき、この種類を把握することでいつの時代かの天保通宝か見分けることができます。天保通宝は発行枚数が多かったことから単体では買取相場は高くありません。ただし母銭というものに該当すれば買取価格は稀少性が高いといえるでしょう。

    もし、天保通宝がご自宅に眠っていたらまずはお問い合わせ下さい。思わぬ価値が眠っているかもしれません。

    大世通宝の特徴や買取相場

    あまり聞き慣れない大世通宝という穴銭ですが、これは琉球(現在の沖縄県)で発行された穴銭で、表面に大世通寶に記されており、表面をみれば見分けもつきやすい種類といえます。琉球の古銭はそこまで流通していないので、もし自宅に眠っている品を見つけたら、まずはお問い合わせ下さい。

    世高通宝の特徴や買取相場

    この穴銭も同じく琉球で発行された貨幣のひとつです。大世通宝と同様に世高通寶と記されているのでまずは表面をチェックしてみましょう。当時の琉球は日本の文化を受け継いでいるものの、独自の発展を遂げており日本の貨幣とは見た目も形状も違います。

    古銭買取における『寛永通宝』の価値は?

    古銭の買取でもよく見かける寛永通宝は、買取相場についても気になるところではないでしょうか。寛永通宝は多くの枚数が流通していたので残念ながら希少性という点ではそこまで高額ではありません。

    ただし、寛永通宝は多くの枚数が流通したため希少価値はあるとは言えないため、寛永通宝=何でも高値になる、というわけではありませんので注意しましょう。

    『寛永通宝』の中でも価値のあるプレミアについて

    価値を見極めるポイントを挙げるなら、色合いや書体、形状で判別します。特に書体や製造された期間や場所によってはプレミアに該当する寛永通宝も存在していることは間違いありません。

    寛永通宝=何でも高値になる、というわけではありませんが、例えば天保通宝という種類の古銭は寛永通宝よりも価値があるとされ、査定に出してみる価値はあるといえます。

    では、寛永通宝の中でプレミアに該当するものに「島屋文」と「二水永」というものがあり、紹介していきましょう。

    島屋文と買取価格

    寛永通宝の中で背面に文の文字が刻印されているものがあり、これを「島屋文」と呼ばれています。昔はお目にかかる機会もなかった幻の寛永通宝でしたが、ここ最近は古銭の買取市場が活発になってきたこともあり、見かけるようになってきました。

    買取価格に関しては過去にオークションで出品されたものを見てみると10,000円~30,000円前後のようです。状態の良いものであれば数倍以上の値段は期待できるでしょう。ただし買取価格は古銭の買取市場の需要にも左右されるので参考値とお考え下さい。

    二水永と買取価格

    二水永は寛永3年に水戸で作られ、名前の通り寛永通宝の永の字が二と水を組み合わせたように見えることからこのように呼ばれるようになりました。こちらも島屋文と同様に最近は比較的多くみられるようになってきました。

    今のところ二水永は希少性があり高い買取価格が付く見込みがありますが、買取市場は活発のため今後二水永が市場に出回る可能性も否めません。そうなると価値の下落もありますから、もしお持ちの方がいれば今のうちに査定に出してみるのも良いかもしれません。

    その他の『寛永通宝』の種類と買取価格相場

    実は寛永通宝は上記で挙げた二つ以外にもたくさんの種類があります。それでは他の種類を紹介していきましょう。

    水戸銭の買取価格や相場

    水戸銭は寛永14年に鋳造された寛永通宝で、数多く発行された古寛永の中でも特に種類が多く、価値の幅がとても大きい種類です。寛永14年に発行された古いものですから、価値を見極めるためにはまずは鑑定をおすすめします。

    松本銭の買取価格や相場

    信濃松本で鋳造された松本銭は現存数も少なく、その一部は松本市立博物館で展示されています。もしこの松本銭が自宅から出てきた場合は希少性から高値が期待できるものの、寛永通宝の中にはレプリカ品や偽造品というものも稀に出回る場合もあり、鑑定が必要です。

    浅草銭の買取価格や相場

    別名、御蔵銭(おくらせん)とも呼ばれる浅草銭は、書体について特に多いのが特徴です。数ある寛永通宝の中で特に鑑定が難しい部類のひとつに数えられます。

    芝銭の買取価格や相場

    寛永13年に銭座が設置されるとともに最初に鋳造された寛永通宝で、現在の港区に位置していた芝網縄手で作られました。芝銭自体の買取価格はあまり高くはありませんが、もしこれが鋳型の元となる種類であったならば、まさにプレミアと呼べる価値を有するといっても過言ではありません。

    古銭買取の注意点について

    寛永通宝をはじめ、古銭の多くはその性質から価値を見極めるのがとても難しい種類です。古銭に詳しくない素人が古銭を眺めてみても価値がわかりませんから、古銭を専門に扱っている業者へ価値を見極めてもらうのが得策です。古銭を買取に出す前に注意したい点についてまとめてみました。

    買取査定に出してみると思わぬ高額査定がつくことも

    古銭にはたくさんの種類があり、例えば寛永通宝は全体でみると価値はそこまで高くないとされていますが、この中でごく一部の年代の寛永通宝だけはプレミア価値を有するものもあります。ですから寛永通宝を見つけたらまずは査定に出してみるのが良い方法でしょう。

    買取価格を下げてしまう要注意ポイント

    部屋の整理をしていたら古銭を見つけた、なんてケースはあると思います。少しでも綺麗なものや状態の良いものの方が高値になる傾向は強いのですが、だからといってご自身で磨いたり洗ったりするのは厳禁です。

    古銭は「当時の状態のまま」が価値をアップするコツです。ですから自分で綺麗にしてしまったりすると最悪の場合価値なしと判定されてしまうかもしれないのです。

    古銭を査定に出す時は上記のようにご自身で手を加えてしまうことのほか、箱やケースなどといった付属品も一緒に残しておきましょう。古銭をコレクションしている方の中には古銭を裸のままで保管していて、箱やケースを捨ててしまったということでマイナス判定がされた例もあります。

    まとめ

    いかがでしたでしょうか。古銭の中でもメジャーな存在である寛永通宝はたくさんの種類が存在し、中にはプレミア価値を誇るものもありますので目が離せません。

    あなたがお持ちの寛永通宝も、もしかしたら高値になるものもあるかもしれませんね。しかし取り扱い次第で価値が変わる恐れもありますから、まずは古銭買取にだしてみてはいかがでしょうか。

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