切手コラム

【62円切手】あなたが無意識にハマっている切手料金の罠

切手

2017年6月から日本郵便によって今までの52円切手が62円切手に値上げすることになりました。

たかが10円、されど10円です。年賀状、喪中はがき、手紙などなど。

普段の生活であまり意識していなくても切手やはがきを使う機会は意外と多いです。

知らない間にはがきや郵便物を送る際に損をしている方は多いかもしれません。

「なぜ切手が値上げされたの?」「そもそもいつから切手の値段って制定されたの?」あまりニュース等で取り上げられない分、気になる疑問が多くあります。

そこで今回は切手の値段が制定されてきた歴史、切手の値上げが決まった理由について見ていきましょう。





切手料金の沿革

古い切手

切手やはがきに関する業務を受け持っていた逓信省は1885年に発足し、1949年に廃止になりました。

代わりに郵便業務を請け負う郵政省が同年創設され、当時は2円切手で手紙を送ることができました。

当然現在とは物価が異なることもふまえなければいけません。

余談ですが、郵便番号の前に記す郵便記号の「〒」は上記の逓信省の頭文字Tとテを合わせたものが原型になったと言われています。

切手料金の話に戻りましょう。

その後戦後の不況が改善され景気が回復するとともに物価が徐々に上昇し、1951年、1966年、1972年、1976年、1981年とそれぞれ5円、7円、10円、20円、30円とはがきを送る際の切手の料金は値上がりしていきました。

1989年の平成元年に消費税制度が導入されると、同年消費税の3%を大幅に超える11円もの値上げとなり、切手料金が41円と制定されました。

さらに切手料金の値上げはとどまることを知らず、1994年に50円にまで上がりました。

その後2001年に郵政省の廃止が決まり、翌年に郵政事業を日本郵政が担うという民営化が進みました。

郵便事業に関しては日本郵便が引き継ぎ、2014年まで一切値上げが生じませんでした。

しかし消費税が5%から8%に引き上げられたことで、はがきを送るには52円切手を貼らなければいけなくなりました。

そして2017年6月、日本郵便は52円切手の大幅な値上げを行い、新たに62円切手の発行が始まったのです。

なぜ切手料金は値上げしたのか

1万円

ここで疑問に思うことが、増税もなく大きな物価変動もないのになぜ日本郵便が切手料金を値上げしたのかという理由ですよね。

この点については日本郵便株式会社が言及しています。

理由として端的にいうと、日本郵便の経済状況が悪化しているためということです。

具体的には切手料金は増税に伴う改定を除くと1994年から変わらずに52円に制定されていましたが、少子化に伴う人件費の増加、大型郵便の増加による再配達のコスト増大などが原因となり日本郵便は経済的に逼迫されているとのことです。

いくら郵便事業が民営化されたとはいえ、切手を販売する競合はいない訳ですから当然市場価格は日本郵便が規定する切手の価格がそのまま反映されます。

切手などの必需品は消費者の生活に不可欠なため安価であることが多いです。

また、一般的な企業とは異なり、独占的に切手等の販売を行う日本郵便が倒産することはほとんどあり得ません。

つまり、市場価格を握る日本郵便が継続的に切手を財布に優しい価格で流通させるには値上げすることは効果的で、かつ致し方ない方法なのです。

我々消費者としては「値上げ」という言葉を聞くと反射的に顔が歪むかと思いますが、よくよく考えると普段当たり前のように享受している郵便サービスをこれからも安定して受けるには必要な料金改定としてとらえることもできるのではないでしょうか。

余った52円切手はどうすればいいの?

10円切手

切手の値上げについて知らなかった!という方は必見です。

ご自宅に保管されていた52円切手が余っている場合はどうなるのでしょうか。

62円切手に交換してもらえるのでしょうか。それとも52円切手とは別に10円切手を買い足さなければいけないのでしょうか。

結論としてはどちらも可能です。ただし、注意点があります。

それは52円切手を62円切手に交換する場合、一枚あたり5円の手数料が取られてしまいます。

10円分の差額を埋めるのに15円払うことを考えるともったいないですよね。

ですので、余った52円切手をお持ちの方は差額となる10円切手を買い足す方が無難で懸命な判断といえるでしょう。

52円切手の払い戻しを希望する方もいらっしゃるかもしれませんが、汚れが著しい切手や印刷ミスが認められる切手でない限り一切切手の払い戻しは行われていません。

今回の切手の値上げによって52円切手がただの紙切れになってしまったから泣き寝入りして新しく62円切手を買おう、と諦めるのではなく差額分の切手だけを購入するようにしましょう。

切手値上げについてのまとめ

日本郵便

52円切手が徐々になくなっていき、62円切手がどんどん流通する事実はもう変えらません。

値上げのことなど聞いていなかったと嘆いても仕方がありませんので、しっかりとした知識を身につけて消費活動を営みたいものです。

補足になりますが、52円の通常はがきも今回の料金改定と連動して62円はがきに変更されました。

はがきの場合は10円分買い足すわけにはいきませんので、5円の手数料と差額分を払って交換するほかないでしょう。

また、定形郵便物につきましては、種類によって価格が低下・増大したものと据え置きされたものがそれぞれ異なりますので、各種の詳しい料金を調べるのであれば日本郵便のお知らせを確認することが必須です。

2017年6月1日に行われた大きな料金改定の対象にならなかった代表的な郵便物は年賀状と封書です。

年賀状は以前と変わらず52円の年賀はがきで、封書は旧料金据え置きの82円での郵送が可能です。

最も私たちの生活に直結するのは切手の料金が値上げされたことですが、その他に変更された部分、変更されなかった部分が複雑に混在するので正しい情報をインプットして気持ちよく郵便サービスを利用できるようにしましょう。

参照元:日本郵政グループ 郵便料金等の改定

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