切手コラム

1円切手の肖像、前島密とは?

1円切手

切手コレクションといえば、人気の趣味の1つであり、様々な切手が収集対象となっています。

切手の中でも1円切手は、マイナーチェンジを続けながらも肖像の人物は1度も変更されていないという珍しい切手です。

1円切手の肖像である前島密について、郵便の歴史と共にご紹介します。





日本の郵便の歴史

現在のような、ポストに手紙を投函するだけで配達されるという郵便の仕組みを初めて確立したのは、近代イギリスでした。

イギリスでは1800年代に、ポスト投函制度と切手による郵便の料金全国統一制度が作られています。

この制度は世界中に普及していき、日本も他の各国と同じくイギリスを参考にしながら郵便制度を確立していきました。

江戸時代までの日本では、郵便物は飛脚制度によって届けられていました。

飛脚制度とは、約16キロメートルごとに駅や宿泊施設を設置し、中継しながら馬や人が荷物をかつぎ運んでいたという仕組みです。

しかし、政府の手紙を飛脚によって配達する際、かなり高額の支払いをしなければならなかったため、明治4年に郵便制度の改革が行われ、郵便局を拠点とした近代郵便制度が始まりました。

郵便の父、前島密

明治時代に始まった近代郵便制度を提唱したのが、当時駅逓権正であった前島密でした。

飛脚制度の高額さに驚いた前島密は、誰でも安価に郵便を利用できる制度を作るため、たった10日で新たな郵便制度を考え出しました。

この時提出された案が、郵便が国営によって運営されること、料金前払いの証拠に切手を貼り付けること、全国各地に郵便ポストを設置し投函しやすくすること、宛先の玄関先まで配達すること、料金が全国どこでも均一であることなどです。

「郵便」「切手」という言葉も前島密が定めたものです。

郵便制度が成立した明治4年には、東京・大阪・京都に郵便局が設置されました。

モータリゼーションもまだの時代だったため、東京―大阪間で郵便を配達するのに約3日かかっていたといわれています。

翌年の明治5年には早くも全国に郵便局がおかれ、自由に郵便を送ることができるようになりました。

前島密がモチーフの1円切手

近代郵便制度の確立に貢献した前島密をたたえ、日本で初めての郵便局である東京日本橋郵便局には、「郵便発祥の地」という碑と前島密の像が立てられています。

また、前島密の偉業をたたえ、1円切手の肖像も彼のものとなっています。

日本の切手デザインにはコンセプトがあり、昭和の切手は「産業」「国宝」など、平成の切手は「日本の自然」といったテーマに応じた絵柄が描かれてきましたが、1円切手だけは前島密の肖像のまま変更されたことがありません。

これは前島密の偉業を長くたたえていくことが目的であり、今後も1円切手の肖像だけは変えることがないと、日本郵便から公言されています。

ただし、細かなマイナーチェンジが行われ、昭和27年に単位変更、昭和43年に色の変更やロゴの追加、平成22年・平成27年にもフォント変更やロゴの場所入れ替えなどが行われました。

もし1円切手が手元にあった場合は

このようにデザインのマイナーチェンジを経ているため、古い1円切手であれば額面以上の高い価値をつけられることがあります。

切手の査定には保存状態も大きく関わるため、保管の際はコツをおさえるようにしましょう。

切手にとっての大敵は、湿気や水分です。裏の糊が溶けて台紙に貼り付いてしまい、破れたりよれたりしてしまう原因となります。

また、直射日光によって変色・変質してしまう可能性もあります。

切手は、通気性の良い暗所で保管することがおすすめです。

もし古い1円切手が手元にあれば、一度買取業者に査定に出して価値を知ってみてはいかがでしょうか。

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