切手カテゴリー一覧

切手という名称は、元は記載された物品を引き渡すための引換券として用いられた“切符手形”が変化したものです。江戸時代には“蔵預かり切手”という通称が定着したこの引換券は、明治になって郵便料金支払用のものを“切手”と呼ばれるようになったのを境に、“商品切手”が“商品券”といった風にそれぞれの名称を区別するようになりました。切手について想いを馳せれば必ず出てくるのは、昭和の切手ブーム。当時に比べ日常での出番が減ってしまった郵便切手ですが、それでも毎年特殊切手を含む実に多くの新デザインが発行されています。日本は、実は世界的に見ても切手の発行種類がトップクラスで多い国だということをご存じでしょうか。国や郵便局が発行する切手ばかりではなく、地方自治体や企業、果ては個人単位でぞれぞれデザインを定めて作ることが出来るため、収集対象の範囲を企業までに留めたとしてもかなりの種類があることは想像に難くありません。それが外貨獲得手段として発行されたものではなく、あくまでも何かを記念品や実用が前提なのですからすごいですよね。昔ながらの収集家は減ったという話をよく耳にしますが、現在では漫画やアニメーションも一般的な趣味として認知され、キャラクターグッズの一環としても発行される切手の需要は新しい収集家を生み出す力となっています。切手収集家とまでは呼べないかも知れませんが、そうして時代の流れの中でしっかりと息づき、若い方の中にも生き残る力は素晴らしい文化である証かもしれません。