中国切手

牡丹の切手は富と権威の象徴

牡丹

  • 牡丹
  • 牡丹は様々な種類の切手でモチーフとされていますが、1964年に発行された「特61 1964年 状元紅 大金粉」は際立ったプレミアムがつく品です。同年に発行された15種完(特61)と共に北京の切手工場で発行された、中国で最も高価な花の切手だとされています。牡丹は富と権威を象徴する富貴の花、王者の風格を持つ花と言われ、国花と定められました。新年や寿ぎの席を飾る際にも愛用されています。

    古代の中国で牡丹は薬用として用いられていましたが、その姿の堂々とした美しさから、観賞用として貴族の庭を飾る花としても珍重されていました。詩人・李白や多くの歴史的人物も多く牡丹にかかる言葉を残したという逸話もあります。

    牡丹切手の柄は非常に繊細なタッチで描かれており、これは北京出身の画家の田世光(でんせいこう)が描きました。その図案の細かさは印刷面からでも感じ取れると思います。特61Mに描かれている牡丹は、複数存在する種類の中で最も有名な大金粉という、花が咲くと鮮やかな紫紅色から淡桃色に変わる品種です。

    牡丹切手が製造されていた年代に起こった文化大革命は資本主義を否定し、当時広く普及していた切手収集や様々な文化を禁止・焼失させてしまいました。その結果、牡丹を始めとした多くの中国切手の価値が高まります。現在の中国はめざましい経済発展を遂げ、文化大革命時代に消滅してしまった伝統文化に対して富裕層の間で収集ブームが起こっています。中でも切手は特に希少性が高い投機の対象とされいるため、中国の業者が日本へ逆輸入するべく買い求めに来るという現象も起こっています。

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