その他地域の海外切手

  • その他地域の海外切手
  • アジアや欧米に留まらず、世界には様々な切手が存在します。

    オーストラリアでは1977年以降「オーストラリアの伝説の人物(Australian Legends)」シリーズとして、オーストラリア国内や世界で功績を残した人物を選出し、切手として発行し顕彰しています。選出される職業は、スポーツ選手、アーティスト、兵士、デザイナーなど多岐にわたります。人物以外にも、色鮮やかな鳥が描かれている「鳥切手」があり、オーストラリアに生息する野鳥等をモチーフにしています。鳥切手の中で世界最古のものは1854年に西オーストラリアで発行されたコブハクチョウの切手と言われています。

    アフリカでは、大陸近海の小島 モーリシャスの切手「ブルー・モーリシャス」が有名です。この切手は1847年に発行され、赤・青の2種で英国ビクトリア女王の肖像が描かれており、モーリシャス総督主催のパーティー案内状用として100枚だけ発行されました。一説では500枚の印刷とも言われていましたが、パーティー招待客への発送が済むと余剰となった分は廃棄されたため、実存する枚数は限りなく少なく、希少性の高さが群を抜いています。加えて郵便料金支払済みを意味する「Post Paid」と印刷されるべき部分が郵便局を意味する「Post Office」と印刷ミスされていることから、超プレミアムのエラー切手となりました。

    他に有名な切手としては、1853年に南アフリカ共和国のケープタウン(喜望峰)がイギリスの植民地となっているときに発行された、世界最初の三角切手「喜望峰」です。これは文字が読めなくてもイギリス国の切手とわかるように形を三角形にしたものです。

    アフリカは歴史に大きく翻弄された地域で、諸外国(イギリス・フランス。スペインをはじめとするヨーロッパ諸国)の植民地となった歴史がある国では、世界大戦中に使用された外国の戦闘機や戦車、戦艦などが図柄に使われた切手が複数枚収められた切手シートなども発行されています。