着物コラム

【着物通信vol.7】無名にも関わらず着物や帯で高値が期待できる逸品の共通点

着物の買取価格を決める上で欠かせない「着物の価値」。
価値のあるなしによって買取価格にはとても幅があるとご存知でしょうか。
着物買取において高値が付く種類といえば、人間国宝に指定されている作家の着物や伝統工芸品に該当するような品に絞られる傾向が強いものの、ごく稀に無名の着物であっても予想を超える高値が付く場合があります。
今回はそんな無名着物でも高値になる条件とは何かをご紹介します。





無名着物や帯でも高値になる「ある共通点」とは?

無名着物でも査定評価が高くなる一例。足跡をモチーフにした柄はとても珍しい
無名着物でも査定評価が高くなる一例。足跡をモチーフにした柄はとても珍しい

着物買取において、高値になる着物は一般的に産地物や伝統工芸品、有名ブランド、作家物という特定の条件が付いています。

しかし上記に該当しない、いわゆる無名着物の中にも稀に高値が付く場合があります。

その条件とは「伝統的な文様や柄」「流行のもの」「話題性のあるもの」という3つの特徴があり、どれか一つでも該当することで共通して高値になる可能性が高くなります。

それぞれの特徴をさらに細かくみていきましょう。

無名着物や帯でも高値になる理由①:伝統的な文様や柄であること

動物柄で特に稀少な鳥獣戯画の着物
動物柄で特に稀少な鳥獣戯画の着物

着物買取では「着物に描かれた文様や柄」が査定評価にプラスとなる場合があります。

なぜなら、染め着物など伝統的な着物や作家が仕立てた着物の多くは手書きで一枚一枚時間をかけて描かれており、長い時間をかけて描かれた文様や柄は美しいだけでなく希少価値も高いとされます。

もちろん珍しい文様や柄も評価されるものの、着物の市場はその時の流行などの関係もあり必ずしも高値になるかどうかは判断できない場合もありますので注意が必要です。

そこでおすすめしたいのが昔ながらの伝統的な文様や柄です。

伝統的が故に極端な高値の可能性はやや薄まりますが、普遍的だからこそ安定した需要があり、値段が付きやすいといえます。

着物における伝統的な文様や柄とはどんな種類があるのか、掘り下げてみていきましょう。

割付文様(わりつけもんよう)

割付文様(わりつけもんよう)
割付文様(わりつけもんよう)

割付文様とはひとつの柄を規則的に四方に並べた文様を指します。

代表的なものを挙げると、市松・麻・青海波・七宝繋ぎ・亀甲・毘沙門亀甲・矢絣・鱗・菱・鹿の子絞り・紗綾形などが比較的ポピュラーな文様です。

植物・自然現象などの文様

植物・自然現象などの文様
植物・自然現象などの文様

梅・ねじり梅・桜・菊・雪輪・霞などが代表的な文様です。

特に日本は春・夏・秋・冬といったように様々な季節に彩られた美しさがあります。それぞれの季節に合わせて文様を変えていくのも良いかもしれませんね。

動物をモチーフにした文様

動物をモチーフにした文様
動物をモチーフにした文様(掲載画像は馬)

動物をモチーフにした柄も実は査定評価の高い逸品の多い柄。

動物柄で代表的なのは「鳥獣戯画」をモチーフにしたもので、希少性が高い柄と言えるでしょう。

また日本に馴染みの深い動物なども図柄として用いられており、ここでは比較的多く使われる亀と蛇の柄について紹介します。

おめでたいことの象徴ともいえる亀文様

動物の図柄の中でも亀は特に有名です。

古来から亀を描いた織物はありますがこれは「鶴は千年亀は万年」という言葉で表されるようにおめでたいことの象徴であり、着ている人が長生きするようにという思いのゆえだとされています。

亀の描き方は作家によって千差万別となっており、亀の形をそのまま描く作家もいれば、亀の甲羅に尾のようなものをつけて長寿を表したりする作家もいます。

厄除けや厄落としという意味づけの蛇文様

蛇も頻繁に使用される動物です。

蛇の何度でも脱皮していく姿を再生と結びつけて、厄除けや厄落としという意味づけをしたのは先人の発想の賜物ですね。

蛇の鱗を三角形として切り出し、鱗模様として定着しました。厄年の際に長襦袢を作りますが、その際に多くの柄は鱗模様になっているのが特徴です。

無名着物や帯でも高値になる理由②:季節を模した柄

春の季節を模した柄の着物
桜の木と花びらが愛らしい春らしい柄
夏の季節を模した柄の着物
胡瓜や茄子といった夏の野菜を模した柄
秋の季節を模した柄の着物
秋の風物詩、お月見をモチーフにした秋らしい柄
冬の季節を模した柄の着物
サンタクロースが印象的なクリスマスを模した柄

着物にはその時々で流行というものがあり、加えて季節ごとに変わります。

当然その時に流行している着物素材などは流行していない時に比べて高値が付く可能性があります。

今のニーズに合った色合いの着物であったり着物と帯の組み合わせであったりと、様々です。

中には祖母や母が若い頃に使ってきたお下がりの着物が箪笥から出てきて譲り受けたという方もおられるでしょう。

しかし何年も昔の着物のため、今現在の着物の流行には合わず着れないと諦めてしまう場合もあるようです。

着物の流行は専門誌でも取り上げられることも多いので一度チェックしてみるのもおすすめです。

無名着物や帯でも高値になる理由③:著名人プロデュース品などの話題性のあるもの

貝島はるみ氏プロデュースの着物
貝島はるみ氏プロデュースの着物
森英恵氏デザインの帯
森英恵氏デザインの帯

最後の共通点としては話題性のあるものです。

これは前項で挙げた流行にも一部関係するかもしれませんが、流行というのは一定期間続くもので、話題性というのはもっと短期間ですが話題性や拡散性が高いといえます。

特に有名人がブランドを立ち上げたり、着物をプロデュースしている等のニュースが流れると、有名人の影響力も相まって値段が上がる傾向にあります。

少し前になりますが、市川海老蔵さんが小林真央さんと結婚をした後は、海老蔵さんの母である堀越希美子さんの携わっている着物が注目を浴びました。

このように、何かが話題になった際にそれに関連した着物が注目を集め、そのタイミングで買取に出したら高くなった、というケースも散見されます。

無名着物や帯を高値で売りたいなら必ず押さえておきたいコツ

見た目もにぎやかな楽器モチーフの柄
見た目もにぎやかな楽器モチーフの柄

着物の買取価格は今回ご紹介した稀少な柄だけでなく着物そのものの価値や丈・証紙の有無といった様々な条件が加味されます。

その上で価値や状態というのがメインのポイントとなるのは事実です。

しかし、今回紹介したような”柄”を加味した上で着物を買取に出してみると、プラスの評価に働くかもしれません。

時には手を出せないような高値の着物もありますが、そこにはちゃんとした意味合いがこめられているのです。

着物の柄や模様の背景を調べてみるのも新しい着物の楽しみ方かもしれませんね。

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