着物コラム

【着物通信vol.1】着物の価値を知る上で重要な「証紙」とは?

皆さんは着物の買取査定で重要視される「証紙」についてご存知でしょうか。大切な着物を買取に出し査定を受けるときに、査定員から証紙を保管しているかを尋ねられることも多く、この証紙があるかないかで買取価格が変わる場合もあります。着物に関してディープな豆知識を配信するこのコーナー。今回は着物買取において重要な証紙について解説します。

着物買取で重要な証紙とは

着物買取で重要な証紙とは

「証紙」とは、一言で申し上げると「着物の価値を示す重要な証明書」のようなものです。

着物の生地は技法により染めで作られるものや織りで作られるものなど様々ありますが、証紙は基本的に伝統工芸品(※1)クラスの着物など「高級な着物」のみに付きます。

織りの着物ならば織り元の名前や正絹の品質証明、染めの着物なら伝統工芸や染めの厳しい基準をクリアしたものだけに付与されます。

そのため、証紙がある=織物組合等で品質が保障されていることを意味しますので、着物買取の際に証紙があるかないかで買取価格に大きな差が出る場合もあるのです。

織り元の名前や、伝統工芸品のマークなども証紙に記載されているので、どのような着物なのかという情報が全て集約している代物なのです。

多くの方が捨ててしまうケースの多い証紙

捨ててしまうケースの多い証紙

こちらの記事をご覧になり、ご自宅に保管されている着物に証紙が付属しているかお調べになる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、証紙は着物を購入してからまず使うことはないので「誤って捨ててしまった」「いつのまにか紛失してしまった」という方も多いようです。

また、証紙の多くは仕立てた際に出たハギレを下地に、品質を証明したシール状のラベルが貼られるため、不要なものだと思い捨ててしまうのも致し方ないのかもしれません。

ここで押さえておいて頂きたいこととして「高級な着物ほど証紙の有無で価値が大きく変わる」ため、仮に希少な着物だったとしても証紙がなければ価値を証明できないので価格が下がることがあるという点です。

証紙をお持ちの方は大切に保管しておくのが得策といえます。

ちなみに、ご家族から譲り受けた着物の価値を知る場合においても、証紙があればどんなに価値のある着物なのかを示す情報として重宝するでしょう。

証紙にはどんな情報が記されている?

証紙には以下の内容が記されています。

  • 産地の登録商標
  • 織り元の名前など
  • 伝統工芸品マーク
  • 機械織りか手織りか
  • 絹100パーセント
  • 染色方法(泥染めなど)

このように、証紙一枚でその作品の細やかな内容を知ることができるのです。

実際に証紙の記載内容を見てみよう

では具体的に証紙は着物の価値を知る上でどれほど重要なのでしょうか。本場大島紬を例にしてみましょう。

本場大島紬の証紙
本場大島紬の証紙。製造者と品質、摘要などが記されています。

特徴ある旗印は「本場大島紬」である証明となる鹿児島県産の印が押されています。

旗印のとなりには製造者と品質、摘要などがきっちり記されています。そして旗印の上に押さえている赤いスタンプが厳正な審査を通過したという証明になります。

大島紬以外にも結城紬(※2)は証紙によって非常にわかりやすい違いがあります。 結城の証書には二種類あり、「結」と書かれたものと「紬」とかかれたものです。

証明している内容や結城紬のグレードが異なるため、このように異なる表記となるのです。さらに具体的な違いをみてみましょう。

「紬」は結城地方で生産された紬に対して認められたもので、それに対して「結」は本場結城紬卸商協同組合が認めたものです。

どちらも結城紬であることには変わりませんが、「結」の証紙は本場結城紬と証明するもので「紬」の証紙は本場結城紬とは本来名乗れないものなのです。

そう考えると、「結」マークのついている証紙の着物のほうが価値が高いということになります。

このように、高級な織物にはすべてとても厳しい品質検査が行われた上で、条件を満たしたものにのみ証紙が押されます。

また、証紙は上記のパターンに加え、作家のサインが証紙に記されていることもあるなど、豊富な種類が存在しています。

着物買取における証紙の重要性:まとめ

今回は証紙について解説してみましたがいかがでしょうか。

着物を購入した際に発行される証紙は着物の価値を示す上で重要な証拠になりうることがご理解いただけたかと思います。

既に着物をお持ちの方で証紙があるという方は紛失してしまわないよう、着物と一緒に保管いただき、間違っても紛失しないようにご注意ください。

※1 伝統工芸品・・・昭和49年5月25日に伝統工芸品産業の振興に関する法律、通称、伝産法が公布されました。経済産業大臣が指定した検査にクリアすると「伝統的工芸品」と認定されます。

※2 結城紬・・・ 本場結城紬として製造された反物は長さ、打ち込み数、色斑の有無や堅牢度など15項目検査を行い、全ての規定を満たしたものにのみ合格証紙が貼付され割印が押されます。

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