着物コラム

楮から作られる楮布は丈夫で落ち着いた帯の材料にもなる

 
着物買取楮布

日本の伝統工芸品にはさまざまな種類のものがありますが、その中でも楮布は長い歴史を感じるがことができるものでしょう。

楮は紙の材料としてよく知られていますが、布の材料でもあります。

そこで、楮布についてお伝えします。





楮布とは?

楮布は「こうぞふ」と読みます。太布(たふ)と呼ばれることもあります。

日本の古代の織物である倭文布などに使われていた素材で、神事にも使われてきたといわれています。

楮といえば紙の原料となるものとして有名です。楮の皮の繊維はからみあう性質が強く、丈夫な紙ができるからです。

また、楮は古くから布の材料としても使われていて、日本最古の布といわれています。

江戸時代に木綿が大量に入ってくるまでは日常生活の中で布として利用されてきたようです。

楮布は、現代においては日常生活に使う布としてではなく、伝統工芸品として扱われています。

楮の特徴は、草と木の中間の様な植物という点でしょう。茎が伸びて鞭のようにスッとした姿をしています。

その茎は折ろうと思ってもなかなか折れないという特徴もあり、繊維がしっかりしていることが窺えます。

また、独特のにおいがします。果実は集合果で食べることができ比較的甘い味がしますが、舌触りが良くないため実の商品価値はあまり高くないようです。

楮布を作るために楮の皮を割く準備

楮布を作る場合は、全部で6つの工程が必要になり、前半の3工程は楮の皮を割くための準備工程にあたります。

1つ目の工程では楮を煮ます。1時間半ほど楮の皮を煮て、繊維が網目状にあったら取り出します。

2つ目の工程で表皮を取り除き、樹皮を柔らかくします。袋に入れて踏むことで表皮がとれやすくなり皮も和らかくできます。

3つ目の工程では、皮を凍らせます。日影の畑や野原で3日間凍らせることによって、1本1本の繊維がはがれやすくなる効果があるといわれています。

急速に冷凍しても繊維がはがれやすくはならないため、自然の中でゆっくり凍らせることがポイントです。

皮を割いて楮布を完成させるまでの作り方

後半の3つの工程は皮を割いて布に仕上げていく工程です。

最初の工程で楮の凍った皮を細く割いていきます。

木槌で叩いたり、揉んだりすることによって柔らかくなり、皮を割きやすくなります。

この工程の作業は手に負担がかかります。次の工程では、細長く割いた皮を糸状に紡いでいきます。

割いた繊維の方向を一定にして長く紡いでいくこの作業は根気が必要です。最後の工程は、紡いだ糸を使って布を織る工程です。

丈夫な糸とはいえ、化学繊維などと比較すると切れやすい面もありますので、織っている最中は細心の注意が必要です。

楮布の帯は希少価値があるため買取サービスの対象になる可能性がある

楮布は、楮の皮を細く割いて糸状にしたものを布として織ったものです。そのため、手ぬぐいのようなものだけでなく帯として織ることも可能です。

楮布は、くすんだ色合いが特徴で深く渋い色合いが味わえます。そのため、帯にした場合は大人の落ち着いた雰囲気を演出できる帯になるといわれています。

古くから布として使われているだけあって強度はかなりあります。さらに古くなるほど、その色合いは落ち着いてくるということです。

また、楮布自体は大量に生産されているものではなく希少価値があります。

そのため、古くなった楮布の帯は経済的な価値が認められることもあり、専門の業者に品物を鑑定してもらって買い取ってもらえる可能性があります。

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