着物コラム

ハスカップで染めた、北海道の貴重な蓮香布織りとは?

 
着物買取蓮香布織り

着物を愛する人にとっては織柄や色目、布地のブランドはとても気になります。

さまざまな布地ブランドがある中、蓮香布織りというハスカップを使用して糸に染付けをしている織り布があります。

珍しい染め糸だということで注目を集めている「蓮香布織り」とはどんな織り布なのでしょうか。





蓮香布織りとは?

蓮香布織りは、北海道の特産であるハスカップから抽出した液で染め上げた糸で織った織物のことです。

同じ天然素材でも藍や柿などで糸を染めた布地は一般的に知られていますが、ハスカップで糸を染め上げるのはかなり珍しいものです。

もともと北海道では、気候風土を生かした織物が作られていました。

北海道特産である羊毛や絹、亜麻で織り上げたエルムユーカラ織や、オヒョウと呼ばれる楡科の樹皮で織るアツシ(厚子)織という伝統織物はありましたが、これまで本格的な織物がなかった北海道では、絹糸で織る蓮香布織りは画期的でした。

また、ハスカップは北海道、本州では高山のみ自生する、寒冷地を好む植物です。

それゆえに、ハスカップは寒い北海道の特産品となっています。

蓮香布織りは、このハスカップの美しい濃紫色の絞り汁の色を生かして作り上げた、北海道ならではの織物なのです。

蓮香布織りの風合いなど特徴は?

北海道札幌市在住の佐藤房子さんが、ハスカップの過剰生産に際して有効利用を考えて作ったのが蓮香布織りのはじまりです。

羊毛などの様々な糸で染色を試し、試行錯誤してたどりついたのが美しく染め上がる絹糸です。

織りは、歴史あるアイヌ織物の流れを汲むエムルユーカラ織やアツシ織の知識を取り入れ、結果的に北海道独特の織物が完成したのです。

絹糸で織り上げた布地はとてもやわらかく、軽量で風合いもよく、着心地のよい織物となりました。

また、ハスカップという天然素材を利用して染め上げた自然な美しい紫色は、大人の落ち着きをイメージさせ、独特の織りとともに、大人の女性が身につけるにふさわしい布地となっています。

ほかの織物と比べて価値は高い?

蓮香布織りの最大の特徴は、北海道特産のハスカップで染めた糸を使い、アイヌ文化の流れを汲んだ織物知識を取り入れ織っているという、北海道でしかできない織物だという点です。

染料に天然素材を用いたものや、西陣織りなど地域の特産織物も全国にありますが、染料、織り方ともに地域限定だというのがほかとは違うのです。

日本全国に価値の高い織物はありますが、独特の文化を息づかせるエッセンスを込めた織物としてはほかに勝るものはないのではないでしょうか。

また、大量生産品と違い手織物ですので生産数にも限りがあります。蓮香布織りは、ほかの織物と比べても価値が高いですし、大変貴重な織物なのです。

価値の高い蓮香布織りを有効に使おう!

蓮香布織りはハスカップそして絹糸という天然の染料、糸が使用されています。

これはかぶれや湿疹ができやすい人、あるいは乾燥肌など皮膚のデリケートな人が着るにはとても安心のできる素材です。

染料に天然素材が使われていない場合もある中で、蓮香布織りは健康面という別の視点から見ても、身体にもやさしい布地と言えます。

このように肌にもやさしく、特徴的な素材を利用した蓮香布織りですが、日常なかなか着物や帯を身に着ける機会がなかったり、大事にしすぎてタンスのこやしとなってしまっていたりする場合があります。

貴重な織物を利用する機会がない場合は、買取サービスに価値を査定してもらうこともひとつの手ですし、価値を知ったうえで買い取ってもらうこともできます。

蓮香布織りは北海道の気候風土がはぐくんだ貴重な織物。現在の価値を知識として知っておくことも必要かもしれません。

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