着物コラム

国の重要無形文化財、久留米絣。その魅力や歴史とは?

 
着物買取久留米絣

福岡県久留米市に古くから伝わる久留米絣。素朴な温かみを持つ綿織物で、身につける人に心地よさを与えてくれます。

伊予絣、備後絣と並んで日本三大絣の1つとされ、1957年には国の重要無形文化財に指定されました。

ここでは久留米絣の特徴や歴史にスポットをあてています。





優しい風合いと肌触り、久留米絣の特徴と魅力

淡くにじんだような、優しい風合いを持つ久留米絣。

糸を白いままに残す部分と色をつける部分に分けて染め上げることで、布に柄を描いています。

36センチメートルと小さな幅で織ることで糸に力が加わり過ぎないため、優しい風合いに仕上がることが特徴です。

さらに綿で織られているため肌ざわりが良く、身につけるたびに肌や手に馴染んでいくことも魅力でしょう。

家庭で洗うことも可能で、洗えば洗うほど柔らかくなるという性質も持っています。

使えば使うほどより心地よく、より風合いが増していくため長く愛することができるでしょう。

また、夏は涼しく、冬は暖かいという点で優れていることも久留米絣の特徴です。

これは久留米絣が綿でできていることに理由があり、綿には水分を吸湿し発散する性質があるため夏は汗を外に放出し快適に保ってくれますし、熱伝導率が低いという性質も持っているため、冬は繊維内に暖かさを保ってくれます。

13歳の少女が生み出した久留米絣

久留米絣は江戸時代の後期に、久留米藩の米殻商の娘として生まれた井上伝という少女によって作り始められました。

井上伝が幼い頃、世の中には倹約令が出されていたため農家の娘達は幼少より機織りをして家計を助けており、米穀商の娘として生まれた井上伝も8歳頃から機織りをしていたと言われています。

井上伝が13歳の時、着古した藍染の木綿の着物がところどころ白くなっているのを見て、紺と白の糸で織物を作れば模様ができることを思いつき、研究の末に生み出したものが久留米絣です。

始めは久留米絣ではなく「霜降織」や「霰織」と呼ばれており、その織物の模様が掠れて見えたことから井上伝が名前を「加寿利」と付けたことが「絣」の由来となっています。

さらに久留米絣は昭和32年に国の重要無形文化財に、翌年には経済産業大臣指定伝統工芸品にも指定され、今もなお職人達の手によって受け継がれています。

糸の括り方で柄が変わる?久留米絣の柄の種類とは

久留米絣の柄は、糸の括り方によって染め方を変え作られています。

糸には織物を織る時に縦になる「経糸」と、横になる「緯糸」がありますが、この経糸と緯糸の染め方によって柄が異なってきます。

代表的な柄には「本絣」や「絵絣」「板絣」「文人絣」などがあり、「本絣」は柄の構図に合わせて経糸と緯糸を染めてから織りあげたデザインで、経糸と緯糸を合わせなければならないため高度な技術と経験が必要です。

緯糸を括って絣糸にし、柄を作っている「絵絣」は「ヌキ絣」とも呼ばれ、柄の柔らかい曲線が特徴です。逆に、経糸に絣糸を使った「板絣」の柄はシャープな風合いの仕上がりが特徴です。

最後に、「文人絣」は「書生絣」とも呼ばれており、細かい柄が特徴で男性向けの柄となっています。

昔はモンペなどの普段着として使われ素朴なイメージのあった久留米絣ですが、現在は色や柄のバリエーションも多く、和服の他、洋服やスニーカー、ポーチといった商品も販売されています。

長く使える久留米絣!使わずに眠ったままなら買取業者を検討してみて!

30以上もの複雑な工程を経て作り出される久留米絣。完成するまでに約3ヶ月という長い時間がかかり、その技術を持つ職人も少ないため高級品として扱われることが多くあります。

通常の洋服と違い、使えば使うほど風合いが増し肌ざわりが柔らかくなることが特徴のため、長く使用することができるでしょう。

しかし、素敵な久留米絣をタンスの奥やクローゼットに眠ったままにしている人もいるのではないでしょうか。

もし眠ったままになっている、もう使う予定がないという場合には、新しい持ち主を探してあげるのも良いかもしれません。

買取業者などに頼るのも1つの方法でしょう。これを機会にあなたの持っている久留米絣、今一度タンスやクローゼットから出してみませんか。

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