着物コラム

独特の風合いが美しい!科布の歴史と特徴

 
着物買取科布

着物の帯や和小物などに使用されることも多い科布は、日本の数ある布素材の中でも、歴史の長い自然布の1つです。

今回は、ざっくりとした風合いが美しい、科布の歴史と特徴についてまとめてみました。





科布の歴史

科布は、自然界にある植物を原料に製造された原子布の中の1つで、歴史は麻や木綿よりも古いです。

日本では、普段着に使用される以外にも、魚網に使ったり、穀物袋に使ったりと、様々な用途に応用して使用されてきました。

山形県と新潟県の県境にある村々で加工技術が発展した科布は、換金物品として取り扱われていたこともあり、女性にとっては冬場の貴重な現金収入源の1つでもありました。

しかし、麻や木綿の栽培が始まると共にその数は減少してしまい、現在では希少価値の高い織物となっています。

着物の帯や、バッグなどの和小物に使用されることも多く、使い込むほどに自然布らしい素朴な風合いが引き立ちます。

科布の原料

科布の原料となるのは「シナノキ」と呼ばれる樹木の皮です。

シナノキは、縄文時代より東北地方や日本海側の山野に多く生息する樹木の1種であり、地方によっては「マダ」や「マンダ」、「モウダ」とも呼ばれています。

成長すると高さは10m程になり、梅雨時期になるとシナノキの樹皮は剥ぎ取られ、およそ1年かけて加工されていきます。

収穫されたシナノキの皮は、大窯に乗せ、木炭やソーダ水などで煮る「しな煮」や、皮を乾燥させる「しな干し」、人の手で皮を糸状に裂いていく「しなさき」など21の工程に分けられ、科布へと加工されていきます。

かつて、木綿や絹などの織物が作られていなかった時代では、季節を問わずに科布が衣服に使用されていたこともあります。

通気性に優れた特性上、現代では、夏物の着物に合わせる帯などに使用されることが一般的です。

現在でも山形県と新潟県の県境の村々で生産が行われており、日本の文化を象徴する工芸品の1つとして多くの人々に親しまれています。

科布の特徴

科布は、摩擦ダメージなどにも強い丈夫な織物でありつつ、耐水性にも優れています。

素材が持つ強度と自然布らしい独特の風合いが多くの人に愛され、様々な用途に使用されることとなり、庶民生活に必要不可欠な織物として扱われていました。

戦後、西洋織物が大量輸入されるようになり、影響を受けた科布ですが、現在では自然布らしい優しい風合いが人気を集め、様々な小物や製品に加工されています。

しかし、製造技術を受け継ぐのは一部地域の村々のみで、作業も人の手で進められるので大量生産することが難しく、希少価値の高い織物でもあります。

科布が人気を集める理由は「風合いと機能性」

独特の風合いと、耐久性、耐水性が多くの人に愛される科布は、日本が誇る文化工芸品の1つでもあります。

1年という長い歳月をかけて加工される科布は人の手で1つ1つ生産されるため、生産数が少ないことが大きな特徴です。

希少価値の高い科布を使った着物帯や和小物は高級品として取り扱われています。

箪笥に使っていない科布製品があれば、1度買い取り鑑定を依頼してみるのも良いでしょう。

出張買取サービスを利用すれば、お店に足を運ばなくても、自宅で査定をすることが可能です。

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