着物コラム

【着物コラム】老舗の呉服屋で仕立てたものか

老舗の呉服屋で仕立てたものか

着物の買取りにある独特の査定ポイントに、老舗の呉服屋さんで仕立てたものかどうかというものがあります。

振袖・訪問着を問わず、現在では海外で反物を織ったり仕立てまで済ませた上で日本国内へ持ち込まれる安価な品も増えました。

こういったものは完成品の状態でも購入価格自体安く手に入れられますが、着物買取りに出す段階では仕上がりが全く違うため、あまり高く値段が付く事はそうそうありません。

仮に同じ正絹の着物であっても、織りや仕立ても全く異なるためです。





こうした着物類は量産体制が整えられた上で制作される

業者次第ではありますが、ひどければ軽いに雨にあっただけで色落ちをしてしまったり、中には作成時間短縮を目的にミシンだけで縫われている場合もあります。

決してミシン縫いが駄目と言うことではなく、見た目の柔らかさや、繰り返し仕立て直しすることも前提に含まれている和装において、直線で力強い縫製をしてくれるミシンでは平面的な仕上がりになり易く、生地を傷めやすいこと、一度解く必要があっても糸が解けづらかったりミシン目が残ったりし易いことなどから手縫いの方が適しているというのが実際のところです。

もし機会があれば、写真館などのレンタルきものを確認してみてください。数多くある並ぶ着物や見本写真の中に妙に角ばったり平面的に見えるものとそうでない物が見つかるはずです。

一部を除いてほとんどが国内で造られた品質

一方、老舗の呉服屋さんで扱われている品物は、一部を除いてほとんどが国内で造られた品質の良いものです。

各地方の伝統工芸品である反物を、一流の仕立て人が丁寧に仕立てていきますので、生地の品質はもちろん、着心地から動きやすさ、柄通しの美しさ、着用時の柔らかな姿など全てにおいて素晴らしい仕上がりになっています。

確かに量産体制をとられたきものよりも高い値段での販売とされ易いですし、例えば友禅や紬など、名の通った名称に気後れされるお客様もいるかも知れません。

しかし、それに惑わされることなくなく、あなたと一生のお付き合いをする衣類に付随する大切な情報として、気負うことなく店舗のスタッフに、予算や相場、コーディネート、状態を良く保つ方法、たんすへの収納に関する注意点、流行の絵柄やその評価などを質問してみてください。

お店によってはそういったご相談や仕、立て直しの依頼受付担当の専門スタッフがいることもありますし、そうした時の対応がお店の質を知るための材料になります。

話すだけならば無料ですし、サイトをめぐるだけでは分からない部分ですので、土日のちょっとしたお出かけに試みるのも目新しい体験として楽しめる事でしょう。

物を大切にしようと言う時代だからこそ

整理はイコール処分ではなくなりつつあり、リサイクル専門の業者も増えました。せっかく持つのであれば、リユース業者が手をあげて求める品を、あなたが経験する衣類の実績に加えてみるのも素敵ですね。

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