着物の種類

友禅が高額買取の対象に

友禅

  • 京友禅

    京友禅(きょうゆうぜん)とは、京都の伝統工芸品の1つで「友禅染」とも呼ばれます。

    元禄時代に扇絵師であった宮崎友禅斎に考案された技法により、絹織物の白布に絵を描いてから染色されたものです。鴨川の流水でさらす光景は、昭和30年以降は禁止されてしまいましたが、夏の風物詩として有名です。現在では観光客むけに、水を汚さずに済むように整えた状態のものを使った実演風景を見ることが可能です。

    京友禅は刺繍や金箔による装飾が施され、色使いは華やか。模様は古典文様柄を使用したものが多く、絵画に近い表現が今にいたるまで多くの人の心を魅了しています。技術には手描きと型染めがあり、一般的には手描きのものが高額買取の対象となっています。

  • 加賀友禅

    加賀友禅(かがゆうぜん)とは、宮崎友禅斎が加賀御国染に大胆な趣向を織り交ぜて確立した技法と作品を指します。黄土、藍、臙脂(えんじ)、草、古代紫を基とした多彩な配色と絵画調のタッチで、自然な描写を重んじる中で生まれた“外ぼかし”や“虫食い”など、独特な装飾手法も特徴です。この技術を用いることで、開いた花の繊細な色味の変化や光の当たっている様を表現したり、敢えて虫食い加工を施すことで、自然本来に存在する光景を上手にアクセントとして魅力にすることが出来るのです。伝統の文様がモチーフで、落ち着いた地色や文様、風格のある品だからこそ活きる技術でしょう。

  • 十日町友禅

    十日町友禅(とおかまちゆうぜん)とは、新潟県十日町地方で昭和に花開いた大衆向けの友禅です。元来染めの伝統を持たない織物の産地として知られていた土地でしたが、地元の織物工業協同組合の取り組みにより、昭和30年代に京都から友禅染の技術を導入、昭和40年代にはその名が広く知られることになります。他の友禅に比べて見ると、慎みを持ちながらも華やかな色彩・柄行のものが多数を占めており、現在では振袖の生産量が多いほか、留袖や訪問着、付下げなども染められています。若手の職人育成にも積極的に取り組み、おぼろ染や辻が花の技法のような、新しい感覚を取り入れた染織物の開発が活発です。

知っておきたい!今から使える買取お役立ち情報