着物買取について

田畑喜八作品の特徴や高額買取されるコツをご紹介

田畑喜八作品の特徴や高額買取されるコツをご紹介

田畑喜八(たばたきはち)は200年以上の歴史があり、五代に渡って襲名される京友禅の代表的作家です。

三代目は友禅の人間国宝として認定され、現在の五代目は80才を過ぎても好奇心を持って学び続け、第一線で活躍しています。

京友禅の着物作家を語る上で欠かせない田畑喜八が手掛けた着物は、現在も根強い人気で高額買取が期待できます。

今回は着物買取市場において特に人気の高い三代目・五代目をメインに、田畑喜八の経歴、着物の特徴、着物の買取相場、高額買取をされるコツを解説します。





田畑喜八作品の始まり

田畑喜八作品の始まり

田畑家とは約200年の歴史を誇り、五代目まで続いている京友禅の名匠です。

初代は滋賀県高島郡の出身で小房屋喜八と名乗り、明治時代以降は田畑を名乗ります。

文政時代に京都で日本画を望月玉泉(ぎょくせん)と鈴木百年(ひゃくねん)に学んで日本画家を志して上京し、1825年に小川通りに染屋を開いたのが後に五代にまで受け継がれる田畑喜八の始まりです。

当時の京都は水に恵まれて茶道や染物、織物が発展しており、また京都には徳川政権が築いた二条城や天皇がおわします御所があったこともあって、初代は御所と二条城にいる大名の妻や姫君の誂染師(あつらえぞめし)として活躍していました。

誂染師とはお客さんの着物や帯を作るときに、生地や色の組み合わせなどをすべてオーダーメイドで仕上げる仕事を指します。

二代目は鈴木松年(しょうねん)に弟子入りして日本画の勉強から始め、初代の染屋を継ぎました。

歴代の田畑喜八には「田畑家コレクション」という、田畑家が着物を作る際に使う膨大な色の生地が貼られた見本帳があります。

三代目・田畑喜八の概要

三代目・田畑喜八の概要

田畑家の家宝でもある「田畑家コレクション」を作り始め、染め師として活躍した人間国宝・田畑喜八がどのような作家人生を歩んだかを代表作・年表を併せてご紹介します。

三代目・田畑喜八の代表作・年表

三代目は数多くの作品を輩出してきましたが、今回は特に人気が高い代表作2つをご紹介します。

・友禅一越地(ひとこしじ)訪問着 「波」
・一越縮緬(ひとこしちりめん)訪問着 秋晴れ
西暦 来歴
1877年 京都府生まれ、本名は田畑貴之助
1981年 日本画家を志望し、14歳で京都四条派の幸野楳嶺(こうのばいれい)と竹内栖鳳(たけうちせいほう)に師事。後年の写実的な友禅模様の基礎を固める
1894年 父の死去により京都府画学校を中退
1895年 天皇の御用を承ってきた京都の友禅の名門である家業を継いで三代目を襲名する
1897年 この頃より田畑コレクションとして知られる、古代裂(こだいぎれ)の収集を行って模様染に関する重要資料を残す
1853年 日本工人社の結成に参加
1946年 日本工人社の手描友禅の新人教育に尽力する
1955年 重要無形文化財「友禅」に認定(人間国宝に認定)。日本工芸会の発起人の一人として活躍
1956年 脳腫瘍のため逝去

五代目・田畑喜八の概要

五代目・田畑喜八の概要

現在も現役で活躍している五代目は今年84才になる京友禅の着物作家です。

代々から技術と精神を受け継いで、歴代の田畑喜八が作った着物は国内外問わず高い評価を獲得しています。

80才を過ぎても着物製作への飽くなき探求心を持った五代目の代表作・年表をご紹介します。

五代目・田畑喜八の代表作・年表

五代目を襲名した時に田畑家が代々、着物に使っている「茶屋辻柄(※)」の着物を10点製作すると自分に課した作品が有名です。

(※)「茶屋辻柄」とは江戸時代の染色方法の一つで、涼やかな水辺の風景を表したものです。

・雲下の景茶屋辻訪問着
・家のある景茶屋辻絽袋帯
・訪問着「慶長文」
西暦 来歴
1935年 京都府生まれ
1959年 早稲田大学第一文学部美術専修卒業
1961年 京都市立美術大学日本画科終了、田畑染飾美術研究所入所
1971年 株式会社田畑染飾美術研究所 設立
1985年 イタリア・ジェノヴァで日本染織作品展開催
1987年 京都彩芸美術共同組合理事長、日本手描染織連合会会長就任
1990年 アメリカ ボストン美術館アート・イン・ブルームできもの「花12ケ月」特別出演。朝日新聞社主催田畑コレクション「かがやける小袖の美」を開催
1995年 五代目襲名 田畑染飾美術研究所代表取締役社長就任
2000年 伝統工芸品産業功労者褒賞 受賞
2006年 旭日双光章 受章

三代目・五代目田畑喜八の着物の特徴

三代目・五代目田畑喜八の着物の特徴

友禅染の起源は江戸時代に絵師の宮崎友禅斎が京都で始めたとされて、白生地に下絵を描き、その下絵を糸目糊でなぞっていく染色方法です。

また、色数が多く花鳥風月の模様を着物に染める手法が盛んに行われました。

友禅の前身ともいえる「茶屋辻」は藍の濃淡で山水や花鳥などの細やかな模様染めで、江戸時代以来、田畑家では「友禅」や「茶屋辻」よりも広く「模様染め」という呼び方で着物作りに取り組んできました。

友禅業界では「京友禅」の技法の範囲が拡がる一方、五代目は歴史ある糊防染による模様染め、手わざを基本に制作する着物にこだわってきました。

作風の特徴として、五代目は着物のサイズを生かしたダイナミックな友禅の構図と色数が少ないこと、三代目は絵画的、写実的表現を得意としています。

田畑喜八の着物や帯の買取相場は?

田畑喜八の着物や帯の買取相場は?

近年の着物市場において、田畑喜八の着物・帯は未使用や状態が極端に良いものであれば4万円ほどで買い取られる傾向にあります。

五代目よりも人間国宝である三代目の方が、また訪問着で柄が華麗で繊細なものの方が高価買取が望めるでしょう。

しかし、長い間たんすにしまっていることでホコリっぽい臭いがする、シミが数多く発生しているなどの酷い状態ですと、未使用品に比べると買取価格は下がってしまいますので注意してください。

なるべく綺麗な状態のまま査定してもらった方が高価買取が期待できますので、早めに着物専門の買取業者に査定を依頼しましょう。

田畑喜八の作品を高価買取してもらうには?

田畑喜八の作品を高価買取してもらうには?

田畑喜八の着物の買取金額は、保存状態に大きく左右されます。

新品未使用や未開封、シミ、汚れ、ほつれ、シワが少ない方が買取金額は高くなります。

着物は多少の汚れであればクリーニングで取れますが、汚れの種類によっては取ることができず、買い取ってもらえないこともあります。

具体的には着物全体にシミが行きわたってしまっている、着物が変色してしまい本来の色と遠くなってしまっている、大きめのシミがある、という状況ですと業者によっては買取が難しい恐れがあります。

また、タバコや芳香剤、防虫剤の臭いが染み付いている着物にも注意が必要です。

長期間、着物の汚れを放置していると繊維にまで匂いが染み付いてしまうため、着物の買取を考えているのであれば査定前に陰干しをして、少しでも匂いをとっておきましょう。

陰干しした着物の保管はたとう紙にていねいに包み、桐箪笥にしまって少しでも状態を良くすることをおすすめします。

田畑喜八作品の特徴や高額買取されるコツをご紹介:まとめ

田畑喜八作品の特徴や高額買取されるコツをご紹介:まとめ

京友禅の代表的着物作家である田畑喜八についてお伝えしました。

国内外で人気がある価値の高い作家ですので、中古品であっても状態によっては高額買取が期待できます。

田畑喜八の着物をお持ちなら、着物買取専門店に買取の検討はいかがでしょうか。

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