着物買取について

古い着物の処分は着物買取へ!状態によって買取相場は変わる?

古い着物買取

かつては普段着としても着用されていた着物ですが、移り変わる文化と価値観の中、着物を着る機会がめっきり減ってしまいました。 昔仕立てた大切な着物が、今では箪笥の肥やしになっているという方も多いのではないでしょうか?

しかし着物文化が注目を浴びるようになった今、着物買取専門業者を中心に様々な業者が古い着物の買取を行っています。 そのため箪笥に眠る古い着物でも、売って現金に変えることができるのです。

ここでは古い着物の処分について解説したあとに、「買取」という選択肢についてもご紹介します。 古い着物の処分にお困りの方はぜひ参考にしてみてください。





捨てるのはもったいない!古い着物にはまだまだ需要がある

古い着物買取

古い着物は長年眠らせてしまっている以外にも、遺品やお下がりとして譲り受けたものの処分に困っている人が増えたことで注目を集めているのが「古い着物の買取」で、不要になった着物の買取が積極的に行われていることをご存知でしょうか。 なぜ着物は古くても買取が盛んなのか、まずはその理由を紐解いていきます。

1.レトロブーム到来により着物が再注目されているから

1つ目の理由は、2017~2018年頃から若者の間で昭和時代を中心としたレトロブームが起こっているからです。 この頃から写真共有を目的としたSNS・インスタグラムでは、「いかに美しく幻想的で、フォトジェニックな写真がアップされているか」を競うように利用者が綺麗な写真を投稿し始めました。

ハッキリとした線や地色、大きな模様で大正~昭和時代のレトロな雰囲気を醸し出す着物は、「自分たちが生まれる前に流行った故に斬新」「懐かしい感じがして魅力的」「「洋服にはない綺麗なデザインが写真映えする」」と若者に評価されています。

写真映えする柄の美しいレトロな着物を着て写真を撮ることが流行ったことで、若者の間でレトロデザインの古い着物の需要が高まったのです。 若者の古い着物のレンタル需要が増加しているため、着物レンタル業者では古い着物を大量に仕入れたいのです。

レンタル業者という大量の着物を卸せる販路があるので、買取業者は古くてもまだまだ着られるようであれば着物を買いつけたいと考えます。 そのため、古い着物でも買取業者に買い取ってもらいやすいのです。

2.着物を着てみたい訪日外国人観光客が増加しているから

観光庁によると、2018年度の訪日外国人旅行者数は、統計を開始してから初めて3,000万人を突破したそうです。※参照:観光庁 訪日外国人旅行者数データ

中でも日本に来たら着物を着てみたいと考える外国人旅行者は多いようで、その様子は着物のレンタルや着付けプランを取り扱う業者のホームページに反映されています。

着物レンタル業者のホームページでは、日本語以外にも英語・中国語・韓国語・フランス語・スペイン語はもちろん、タイ語・インドネシア語・マレー語・ロシア語・アラビア語など様々な言語に対応しているところもあり、世界各国の人から着物のレンタル・着付けのニーズがあることが分かります。

「落ち着きと品のある仕草」「鮮やかな色使いや細かい刺繍が綺麗」「髪飾りなどの小物がかわいい」といった理由で着物が好きな外国人観光客が多いようです。 また、異国を訪れたらその国の文化に触れてみることが、海外旅行の醍醐味の1つですよね。

外国人観光客が日本に旅行で来たら、日本の民族衣装である着物を触ってみたい・着てみたいと考えるのは、自然なことなのでしょう。 こういったニーズに対応すべく、浅草周辺や京都市内などの観光地を中心に、着物のレンタル・着付けを行う店舗もあります。

着物のレンタル店舗に卸すため、併せて中古着物を買い取る業者も増えた故に古い着物の買取需要は増したのです。 2020年東京オリンピック・パラリンピックの影響もあり、訪日外国観光客は今後さらに増加することが見込まれます。

着物の着付け店舗やレンタル業者も年々増加すると予想されるので、お持ちの着物がまだまだ着られるようなら古くても買い取ってくれることが期待できます。

古い着物の処分方法にはどんなものがある?

古い着物買取

時代の変化と共に、着物を着る機会はますます少なくなってきています。 中には着物をそのまま長年眠らせてしまっている方もいらっしゃるでしょう。

しかし古い着物とはいえ、ご家族から譲り受けた着物であったり、ご自身で着用していた思い出の着物など、捨ててしまうには忍びないですよね。 以下ではそんな古い着物の処分について、5つの方法を紹介していきます。

【古い着物の処分方法①】リメイクする

昨今は着れなくなった着物をリメイクすることにも人気が集まっています。 環境破壊の面から「まだまだ使えるのに捨てるのはもったいない」と考える人や、生地の美しさを活かして新しい価値を創造したい、今まで着用していた人の想いを無下にしたくないと感じる人が、着物のリメイク品を手掛けます。 そうして生まれた物をネット上で公開したり、展示会や即売会などで販売したりしたことで、着物の多様性やリメイク品の価値が見い出されたのです。

着物として着るには全体的にボロボロで汚いとしても、綺麗に残っている部分があればそこだけ切り取って別の物に作り替えるのです。 ワンピースやスカートなど洋服として生まれ変わるのはもちろん、財布・ペンケース・コースター・巾着袋・手鏡の持ち手や背面などの小物、ピアス・スカーフ・ネクタイ・ハンドバッグ・日傘などファッションアイテムにもリメイクされています。

日本人の「もったいない精神」が生んだ賜物とも言えるでしょう。 再び着物として活用するには難しくても、形を変えて新しいものを作り出すことは可能ですので、古くても着物にはまだまだ需要があります。

「裁縫作業が全く苦ではない」「物を作ることが好きで何時間でも作っていられる」という方なら、着物のリメイクを楽しめるので嬉しいですね。 とは言え、そういった方ならまだしも、裁縫が得意ではなかったり、リメイクしている時間がなかったりする方も多くいらっしゃることでしょう。 また、「新しい物は要らない」「とにかく着物を着物のまま処分」したいと思う方にとっては、着物をリメイクしたところでメリットにならないと言えます。

【古い着物の処分方法②】ネットオークションに出す

古い着物を販売という形で処分する方法があります。 その際に利用されているのが、インターネットオークションです。

インターネットオークションで古い着物を販売する場合、販売価格の決定や発送準備を全て自分で行うことができるので、自分のペースで古い着物の処分を行うことができます。 しかし、何から何まですべて自分で行わなければならないので大変です。

発送準備と一口に言っても、着物の写真を撮って加工し、着物の状態を確認して商品説明文など必要事項を細かく記載し、買い手がつくまで売れるかは分かりません。 また買い手がついたとしても、大きくて重い着物が傷つかないように慎重に梱包して段ボールに詰め、配送業者を手配して集荷してもらい、伝票番号を確認してちゃんと配送できているか確認する必要があります。

やっと着物を送って一安心できたと思ったら、もしかしたら「商品説明文に書いてあったこと実物が違う」「配送した旨の連絡を受けてから〇日経つがまだ届いていない」などトラブルに巻き込まれる可能性もあります。 加えて、自分で販売価格を決められるものの、着物の価値に見合う適正価格よりも下回って設定してしまう恐れがあり、手間暇かけて売ったものの損をするかもしれません。

着物の買取相場を記載しているサイトがあっても、あくまでも参考価格であり、お手持ちの古い着物と合致するかは未知数です。 着物を自分1人で売るとしても、労力に見合うだけの金額が手に入る可能性は高いとは言い切れません。

【古い着物の処分方法③】親戚や友人に譲る

古い着物でも状態が良かったり、ハンドメイドをしている友人や家族がいれば、そういった方々に譲ってみるのも良いでしょう。 自分が知っている方に着物を再利用してもらうのは、処分という形ではとても良い方法だと言えるでしょう。

しかし譲る方の好みなどもありますし、譲ってからも不要な着物として眠ってしまう場合もあるので、譲りたい方とよく話し合っておきましょう。 加えて、着物の柄や質感などは人によって好みが分かれます。

そのため、古い着物を受け取ってもらう予定の親戚や友人に、事前に確認を取らねばなりません。 もしも素材やデザイン面で承諾してくれたとしても、酷く汚れた着物を渡すのは失礼に捉えられる可能性があります。 着物の色味や質感などはもちろん、状態が悪化していたら具体的にどの部分がどのように悪くなっているかを伝えた上で譲りましょう。

【古い着物の処分方法④】フリーマーケットに出品する

フリーマーケットは主に自治体や自治会が主催し、イベント広場・公園・学校の校庭などで行われます。 出品されている品物のほとんどが数十円から数百円で販売されているので、売価はあまり気にせずすぐに売却したい方や、近所に住んでいるであろう買い手の顔を見て売りたいという方には向いています。

ですが、買い手に値切り交渉をされる可能性が高く、売りたい価格で売れないかもしれません。 また、フリーマーケットのスペースを借りるにもお金がかかることがあり、現地まで着物を運ばなければならず、売価が場所代や労力に見合うかは不透明です。

近年ではネット上でのフリーマーケットも盛んで、スマートフォンのアプリにもいくつか種類があり便利です。 しかし、ネットオークションと同様に自分で着物を梱包する必要があったり、本来の着物の価値よりも低い買取価格で手放す可能性があったりします。

【古い着物の処分方法⑤】着物を寄付する

着物は捨てたり売ったりする以外にも、寄付するという手段で処分することもできます。 NPO・NGO法人の中には、日本で回収した不用品を貧しい国に届ける活動をしている団体があり、着物を始めとした衣類も引き取ってくれます。

他にもスポーツ用具・文房具・おもちゃ・家電・化粧品なども引き取り対象としており、「家のあらゆる不用品を人々の役に立てたい」「着物の存在やその美しさを少しでも世界に広めたい」と思う方に持ってこいの処分方法です。

ですが、NPO・NGO法人は利益目的ではないとは言え、世界各国への品物の輸送費や団体の活動費などが必要になるので、少なからず引き取り代金がかかります。 社会貢献できるとは分かっているものの、出費があるのは惜しいと思う人にとってはおすすめできません。

古い着物をリサイクルショップや質屋で売る時の注意点

古い着物はリサイクルショップで売って良いの?

古い着物を売ろうと考えている方の中には、「最寄りにリサイクルショップがあって、気軽に利用できるから」といった理由で、リサイクルショップや質屋に持ち込んで着物を売りに出そうと検討している方も多いのではないでしょうか。

リサイクルショップや質屋は比較的大きな街であればある場合が多く、お出かけのついでに気軽に利用できる点がメリットと言えます。 しかし、リサイクルショップや質屋を利用する上で気を付けなければならないこともあります。

リサイクルショップは着物に詳しくないため着物の価値を見落とし安値になる恐れがある

多種多様な品物を買い取っているリサイクルショップですが、そもそも着物に精通しているスタッフが在籍していない場合も少なくありません。 着物の歴史は古く、種類からブランドまで種類が豊富で、数多ある中古品のジャンルの中でも正確な価値を判断するには専門知識が必要とされるジャンルです。

さらに買取業者ごとに査定マニュアルがあり、そのマニュアルに従って機械的に査定を行い判断するため、着物の本当の価値が見定められないまま買い取られる可能性があります。 また、リサイクルショップによっては着物を衣類の一つとして捉え、単に重さを測りその重量で着物の査定額を出す「重量査定」を行っている業者もあります。 そのため、着物の価値をしっかりと見極め査定額を算出して欲しいのであれば、着物買取業者を利用することを選ぶことをおすすめします。

質屋は「貸金業」であるため買取業とは仕組みが異なり価格帯が異なる

質屋は利用者が質に入れた品物の価値を判断し、それに見合う額面を貸してくれる業者です。 貸金業が主たる事業ですので、取り扱っていると言えど買取は得意分野ではないでしょう。

買取を専門的に行っている訳ではないので、査定員が着物の真の価値を見抜くほどの観察眼を持っていなかったり、買い取った後の商品を流通させる販路の数が少なかったりすることは予想に難くありません。 そのため、着物の価値よりも低い価格で買い取られたり、古い着物だと買い取ってもらえなかったりする可能性が高いです。

ですが、「リサイクルショップや質屋で買い取ってもらえない=どこの業者でも買い取ってもらえないので捨てるしかない」ということにはなりません。 生地が劣化していてる古い着物でも、「着物買取専門業者」なら買い取ってくれる可能性はまだまだ残されています。 着物を捨てずに済むかもしれない「着物買取専門業者」とはどんな業者なのか、次項で徹底的に解説します。

着物買取専門業者なら古い着物もお金に換わる?

古い着物はリサイクルショップで売って良いの?

古い着物を処分する方法は様々ですが、処分せずにお金に換えたい場合は、着物買取専門業者に買取の依頼をするのが良いでしょう。 着物買取専門業者は、その名の通り「着物を専門的に買い取っている業者」のことです。

また、買取業を生業としており、数ある買取対象品目のうち着物にもしっかり注力しているところも含みます。 「なぜリサイクルショップよりも着物の高価買取が期待できるのか」「リサイクルショップでは買取が難しい古い着物も買取対象になるかもしれないのか」…その疑問にお答えいたします。

着物買取専門業者が古い着物に適正な価格をつけてくれる理由

着物買取に特化した着物買取専門業者では、査定員ひとりひとりが日々着物を査定しているため、着物知識だけでなく、着物査定スキルのレベルも高い傾向にあります。 そのため着物ひとつひとつの価値を見逃すことがなく、正確に着物の価値を見極めてもらうことができます。

また着物買取専門業者では、販売するのが難しい着物のデスストック(行き場を失った在庫)を作ってしまわないよう、買い取った着物を販売する販路の開拓に力を入れている業者が多くあります。 販売する力を持った着物買取専門業者では、ある程度の販売価格を予測することができるため、適正な買取価格を定めることができます。

着物の買取業者選び口コミや評判など利用者の声を参考に

一口に着物買取専門業者と言っても、その数は膨大です。 そのため着物買取を依頼する際には、数ある業者の中から着物買取を依頼する業者を選んでいかなければなりません。

しかしこの工程を疎かにしてしまうと、悪徳業者に無理やり買い取られることにもなりかねないので、業者選びは慎重に行っていきましょう。 知人や友人などに利用者がいる方は、その業者を紹介してもらったり、インターネットなどで口コミを調べてから依頼することをおすすめします。

また、着物買取を依頼する業者を1社に絞ると、査定してもらった際に「本当に着物の価値に見合う正しい買取価格をつけてくれたのか」が不明です。 できるだけ複数の業者に買取の依頼をして、買取価格や査定員の対応を鑑みて、1番納得できる業者に買取をしてもらうのが良いでしょう。

着物買取専門業者ではこんな状態の古い着物でも買い取ってくれるかも!

古い着物はリサイクルショップで売って良いの?

自宅の箪笥に眠っている古い着物の中には一見「買い取れないんじゃないか」と思われるようなものであっても、買取を諦めるのは早いです。 基本的には以下のような着物であっても買取可能となりますので、箪笥の中で眠らせたままにせず積極的に査定に出しましょう。

・証紙がない着物
・シミや汚れがある着物
・柄や色が褪せている着物
・大量の着物
・丈の短い着物

上記であげた着物は着物買取市場で、需要が見込まれる着物になります。 着物における買取需要は種類にもよりますが高いため、着物の素材や柄によっては買取可能である上に高額買取に至るケースもあります。 そのため着物を処分する前に一度プロの査定員に見てもらうことをオススメします。

古い着物でも高額査定?買取需要の高い着物を一挙紹介

古い着物はリサイクルショップで売って良いの?

古い着物の中には、高額査定になる着物が多数存在します。 実際に過去の着物買取市場で高額査定に至った中には、古い着物であるケースが多くあります。 以下では、そんな古い着物の中でも高額査定になりやすい着物の一部を紹介します。

【高額査定になる古い着物①】未使用の着物

古くても未使用の着物である場合は、比較的綺麗な状態で残されているケースが多いです。 未使用品であるかどうかは、着物を専門とするプロの査定員にかかれば見分けることができ、未使用品であると査定された場合には高額買取に至る可能性が高いです。

また着た覚えがなく、未使用品であることが確実な着物の場合には、査定時に伝えておくと良いでしょう。

【高額査定になる古い着物②】シミや汚れのない着物

古い着物は長年眠ってしまっているために、どうしてもシミや汚れができてしまっているケースが多いです。 一方で古い着物にも関わらず、しっかりと手入れされていてシミや汚れがほとんどない着物は、「良好な状態で残存している古い着物」として価値が付く場合があります。

その場合高額買取に至るケースもあるので、今からでも虫干しをするなどして古い着物のお手入れをしておくと良いでしょう。 虫干しは梅雨についた虫を取るため7月末~8月、夏の湿気を取るため10月、1年で最も寒く乾燥している2月が最適な時期と言われています。

また、朝晩は湿気が多くなるので午前10時~午後3時頃がベストなタイミングでしょう。

【高額査定になる古い着物③】振袖や訪問着は着物の中でも高値になりやすい

小紋・付け下げ・留袖など着物には様々な種類があります。 着物の中でも特に振袖や訪問着は成人式・結婚式・披露宴・入卒式・パーティーなど様々な場面で着用することができ、汎用性があり人気です。

そのため着物レンタルの需要が高く、高額査定になりやすい着物であり、古い着物であっても例外ではありません。 また帯や和装小物なども、状態や柄によっては高額査定になる場合があるので、一度プロの査定員に見てもらうと良いでしょう。

【高額査定になる古い着物④】生地の種類について

古い着物の生地は、買取価格を決める上で重要なポイントとなります。 正絹で作られた着物の多くは、職人が1から手作業で生み出されているので、必然的に価格が高くなるのです。

化学繊維やウールよりも正絹の方が高級品であるため買取価格は高い傾向にあり、着物レンタルとしても「せっかく借りるなら高級品を着てみたい」「たまにしか着ないから奮発しよう」という理由から需要も高いです。 実際に、過去にあった着物買取市場で高額査定に至った着物の生地の多くは、正絹の着物となっています。

【高額査定になる古い着物⑤】産地や作家について

古い着物の中には、有名な産地で作られた物や有名な着物作家によって作られた物などがあります。 そういった着物である場合、伝統工芸品や芸術作品としての価値が付きます。

またそうした芸術作品であるうえに歴史ある古い着物である場合、驚くような高額買取に至る可能性があるので、まずは一度プロの査定員に見てもうことをおすすめします。 高額になりやすい有名作家や産地の着物には、例えば下記のものが挙げられます。

加賀友禅、結城紬、本場黄八丈、本場越後上布、宮古上布など
久保田一竹、由水十久、羽田登喜男、龍村平蔵、北村武資、木村雨山など

【高額査定になる古い着物⑥】紬の着物(大島紬)

定期的な手入れを続ければ、親・子・孫と3代に渡って着続けられると言われているほど丈夫で上質な着物が、紬(つむぎ)と呼ばれる種類です。 中でも大島紬の希少性と芸術性の高さは随一で、ペルシャ絨毯・ゴブラン織りと並んで世界三大織物に数えられています。

日本の伝統工芸品のものづくりと電通のアートディレクターがコラボした企画で、フィギュアスケート女子の宮原知子選手が大島紬の衣装を着たことでも有名です。 古い着物でも大島紬である場合は高額買取に至る可能性が高く、品質や作家によっては更に高額買取に期待できる着物の一つとなっています。

【高額査定になる古い着物⑦】証紙や落款がある着物

証紙は着物に付属する「着物の価値を表す証明書」のことで、作家名・産地・生地の素材や配合割合などが記載されています。 西陣織や伝統工芸品に指定されているものは、その価値を表す専用の証紙があるほど重要なものです。

着物の製造元が織物の組合に所属していたり、国から文化や品質を認められたりすると発行され、着物作家が自身の名を取り付ける場合もあります。 また、落款とは着物の衽(おくみ)部分に取り付けられている、作家の直筆サインのようなスタンプ印のことです。

作家のフルネームや下の名前のみが記されていることが多く、落款を推すことで作家がその着物を作ったことが証明されます。 どちらも着物が本物であることを証明するために必要なものであり、査定員に見せれば高価買取が期待できます。

ただし、証紙は着物の製造元や作家が「組合に所属せず自由に作品を作りたい」などの理由で元々ない場合もあるので、事前に証紙の有無を確認しておきましょう。

古い着物を買取に出すときに抑えておきたいポイント

古い着物はリサイクルショップで売って良いの?

着物買取業者を利用するメリットや、買取相場が高い着物の種類などについてご紹介してきました。 ここからは実際に古い着物を買取に出す際に、少しでも買取を断られる可能性を下げるためのコツを解説していきます。

また、以下のポイントを押さえて査定してもらうと、古い着物であっても高値で買い取ってもらえるようになるかもしれません。 「どうせ売るなら高額で買い取ってほしい」「どうしても売りたいから買取の可能性を上げたい」という方は、是非ともしっかり確認しておきましょう。

【ポイント①】着物は四季により買取需要も変動する

振袖であれば成人式、袴や訪問着は入卒式、薄手の絽(ろ)や紗(しゃ)であれば夏の時期など、着物にはイベントや季節感がある種類がいくつか存在します。 こうしたイベントや季節に合わせて着物を買取に出すことで、買取業者は需要の高い時期を見越して売ることができるため、高額で買い取ってもらえるかもしれません。

着物はそのイベントや季節が来る1~2つ前のシーズンに売れば、過ぎた時期に売るときよりも高く売れる可能性があります。 例えば振袖なら夏から秋、袴や訪問着は秋から冬、絽・紗であれば冬の終わりから春にかけて売りに出してみましょう。

【ポイント②】着物の丈は短いよりも長いほうが良い

着物は大きい方が需要があるので、買い取ってもらいやすいです。 丈が長い着物は、おはしょりをすれば概ねどんな身長や体型の人でも着ることが可能なので、汎用性が高く需要があることが分かります。

ですが、丈が短い着物は背が低い人の間でしか着回すことができず、需要が少ないため高額での買取は難しいでしょう。 身丈(襟元から裾までの長さ)が最低でも150センチほどあれば、丈の理由だけで買取を断られる可能性は低いです。

【ポイント③】臭いはしっかり取り除いておく

長年しまったままの古い着物には、防虫剤やタンスの臭いが移っているものも多いです。 臭いがこびりついていると、まず査定員の着物に対する印象が悪くなりますし、買い取ったとしてもクリーニングに費用がかかりますから、買取価格が下がる可能性があります。

臭いは着物を干せばおおかた取り除けますので、査定に出す前にしっかり干しておきましょう。 事前に紹介した通り、日の当たらないところで午前10時~午後3時頃に部屋干ししてください。 1回で臭いが取れない場合は数日に分けて行うと取れるかもしれませんので、できるだけ臭いのない状態で査定に出してくださいね。

【ポイント④】帯や和装小物も一緒に査定に出す

着物をお持ちの方は、帯や下駄などの小物も一緒に持っているかと思います。 古い着物を買取に出す際は、そういった和装小物も併せてみましょう。

帯だけ・下駄だけなど単体で値段がつきにくい品物も、着物とまとめて売ることで一緒に買い取ってくれる可能性が高まります。 和装する機会がない方は、着物と小物一式を同時に買取に出しましょう。

【ポイント⑤】無理してクリーニングに出さない

着物は基本的に家庭用洗濯機では洗濯できませんので、綺麗にしたいと思ったら専門業者へクリーニングに出さなければなりません。 少しでも古い着物の本来の美しさを復元できれば、嬉しいに越したことはないでしょう。

しかし、着物のクリーニング費用は高額で、何着も売りたい人にとっては莫大な出費となってしまいます。 また、クリーニング費用をかけたところで、その元が取れるほどの高額査定になる保証もありません。

家族や友人に着物のクリーニング業者の関係者がいて、特別に全部タダで綺麗にしてくれるとなれば是非とも利用すべきですが、そういった環境にいる方はとても少ないでしょう。 わざわざ買取業者に買取してもらうためにクリーニングに出す必要はないので、無理せずそのまま査定に出しましょう。

【ポイント⑥】出張買取サービスを利用する

着物買取専門業者の中には、出張買取サービスを得意とするところがあります。 出張買取とは、業者の査定員が利用者の自宅まで出張し、自宅内で査定や買取を行うというサービスです。

ほとんどの出張買取では査定員が買取額を現金で手渡ししてくれる上、利用者は重い着物を買取店舗まで持ち運ぶ必要がないのメリットです。 「安心して着物を売りたい」「重い着物を運ぶのは面倒だ」と思う方に強くおすすめできます。

また、多くの業者では出張料や査定料などを無料にしていますので、「実際に売れるか分からないから、まずは買い取れるか調べて欲しい」「買い取れるとしたら、いくらになるか知りたい」という場合でも気軽に査定依頼ができます。 売れるか分からない古い着物は、自宅にいながら楽して査定してもらいましょう。

古い着物でも買取が難しいケースがある

古い着物買取

着物需要が高い今、古い着物であっても買取は十分可能です。 しかし中には古い着物を買取に出したけれども、買取が不可になってしまったという方も多くいらっしゃいます。

上記で紹介したポイントを押さえても、どうしても買取が難しいケースはあります。 そこで、どんな着物の状態や買取業者だと買い取ってもらえない可能性があるのかを紹介していきます。

【ケース①】シワやシミなどが多数あり需要が見込めない状態

古い着物の中には長年眠ってしまっていたために、修繕の余地がないほど着物がひどく劣化してしまっている場合があります。 汚れやシミが付いていても買取が可能なケースはありますが、その範囲や色の濃さによっては買取が不可になってしまうこともあります。

また、多数虫に食われていたり、あちこちに黒カビが生えていたり、大きく破れてしまっていたりする着物などは、買取不可の可能性が高いでしょう。

サイズが小さいと買取は難しい

シワや汚れなどに加えてサイズも査定時には重要です。 大きいサイズであれば仕立て直しできるのに対し、あまりにも小さいものだと着られる人が限られてしまうため、買取を断られる場合もあります。

臭いは査定前に必ず取っておく

その他キツい臭いがする着物も、場合によっては買取が厳しくなりますので要注意です。 タバコ・ペット・タンスなどの臭いを感じる場合は、湿気の少ない10~15時頃に、色焼け防止のために室内の日陰で数日干して臭いを取り払いましょう。 これらのような着物を買取依頼する際は、買取不可となってしまう場合があるということを念頭に置いておきましょう。

【ケース②】業者の買取能力の多寡

着物買取は業者によって買い取れる範囲が異なる場合があります。 特にリサイクルショップなど小規模な業者は、着物に特化した販路を築けておらず、販路が店頭のみといったケースも多いです。 その場合は業者側が在庫リスクを抱えることを避けるために、買取自体が断れてしまう可能性があります。

また、着物買取業者でも綺麗な着物のみの買取を行っている場合があるので、買取を依頼する際には注意しておくと良いでしょう。 買取不可になってしまわないためにも、古い着物が買取可能であるか、事前に電話口などで聞いておくことをおすすめします。

【ケース③】素材が化学繊維などの安価品

ポリエステルを始めとした化学繊維やたくさん採れるウール(羊毛)でできた着物は、大量生産かつ安価で販売ができます。 新品でも数千円で手軽に買うことができる分、買取業者に売るときは綺麗だとしてもどうしても破格の安さで買い取られやすいです。

着物買取業者の中には、化学繊維やウール素材の着物は買取不可としているところも多いです。 やむを得ない場合は捨てるか、どうしても売りたい場合はフリーマーケットなどで安値で手放しましょう。

【ケース④】喪服

喪服は葬儀や告別式など限られた場所でしか着る機会がなく、汎用性も低いため需要がほとんどありません。 また、亡くなった方の前で着用された着物を欲しいと思う人、わざわざ中古でも着物の喪服を手に入れたいという人は皆無に近いでしょう。

また、家紋が入った紋付の着物なら買取対象でも、紋付の喪服となると買取不可としている着物買取業者も多いのが現状です。 どんな販売手段でも売れる見込みがほぼないので、残念ですが諦めて捨てる他ありません。

古い着物買取:まとめ

古い着物買取

今回ご紹介した情報を箇条書きでまとめました。

・レトロゲームや外国人観光客の影響で古い着物でも需要があるので、捨てずに有意義に手放そう
・古い着物はリメイクや人に譲るなど、着物は捨てる以外にも多彩な選択肢がある
・古い着物はリサイクルショップや質屋に売る手段もあるが、高価買取や買取そのものが期待できない
・古い着物はプロの査定員がいる着物買取専門業者に売るのがベストな選択
・古い着物は他店では買い取ってもらえない状態でも、着物買取専門業者なら任せられる
・未使用品や汎用性の高い古い着物は、高価買取が期待できる
・古い着物でもシミや汚れなどがなく、証紙や落款があるものは尚良し
・出張買取サービスを利用すれば、簡単に楽して古い着物を手放せるかも
・悪徳業者も紛れているので、口コミなどを参考にして慎重に業者を厳選すべし
・古い着物でも。あまりにも状態が酷かったり、喪服だったりすると買取不可の可能性が高い

長年眠っていた古い着物を数十年ぶりにふと見てみると、色々な思い出が蘇ることもあるでしょう。 中には大切な着物を譲り受けたけども、着る機会が無く困ってしまっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そうした大切な着物だからこそ、着物買取を利用して、その着物を新しい場所で活躍させてあげるのも良いでしょう。 古い着物の処分で悩まれている方は、この記事を是非参考にしてみてください。

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