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日常着だった久留米絣を芸術の域へ!松枝玉記の着物を高く買取してもらうためのコツとは

日常着だった久留米絣を芸術の域へ!松枝玉記の着物の買取相場や高く買取してもらうためのコツとは

松枝玉記(まつえだたまき)は重要無形文化財の久留米絣技術保持者として人間国宝に定められるほど有名な着物作家です。

松枝家は織屋として一族で130年以上、久留米絣の技術が継承されている名家です。

伝統の技法で織り出される久留米絣の素朴な模様は守りながらも、独創性を発揮した松枝玉記の着物は高値での買取が期待できます。

今回は人間国宝に認定されている松枝家三代目・松枝玉記の経歴や久留米絣の特徴、高額買取してもらうためのコツをご紹介します。





松枝玉記(まつえだたまき)とは

松枝玉記(まつえだたまき)とは

1882年、福岡県三潴郡(みづまぐん)にて松枝玉記の祖父・松枝光次(みつじ)氏が久留米絣(くるめかすり)の織屋を始めました。

以来、松枝家は現在の五代目に至るまで技術を伝承しています。

久留米絣の制作の機械化が進む時代になっても、初代からの伝統を守って手で織り続けてきました。

松枝家三代目・松枝玉記の来歴と活躍

松枝玉記は1905年に代々続く久留米絣の染めと織に従事している名家に生まれ、旧制八女中学校卒業後は養父・松枝栄氏の指導によって17才から修業を始めました。

藍染と柄づくりに従事して1927年頃に修行を終えた松枝玉記ですが、戦後復興期に久留米絣の修行の努力が実を結び始めます。

松枝玉記は藍を染め重ねる回数によって濃い紺や淡藍、中藍といった染め方に濃淡をつける方法を編み出しました。

そしてその濃淡に染め分ける方法を活用し、葉っぱや花びら、空を羽ばたく鳥などバリエーション豊かな柄を描けるようになりました。

1957年に久留米絣の技術が重要無形文化財に指定されたのと時を同じくして、松枝玉記は第4回日本伝統工芸展に出品して本格的に作家としてのスタートを切ります。

その2年後の1959年に、松枝玉記は重要無形文化財技術保持者(人間国宝)となりました。

1970年には日本伝統工芸展、日本伝統染織展、福岡県展等に出品し、日本工芸会正会員に登録されます。

その後も1981年3月に西武百貨店で個展を開催して同年『藍生-松枝玉記作品集』を刊行し、1984年4月に銀座和光で個展を開くなど精力的に活動しました。

松枝玉記は生涯のほとんどの時間を藍染めと手織の技術を使った絣文様の保存と久留米絣の復興に費やしました。

松枝玉記は作家として長らく創作活動を続け、数多くの久留米絣の後継者育成に尽力した功績は非常に大きいものと言えます。

1989年には久留米絣技術保持者会会長に就任しますが、同年に惜しまれながら亡くなりました。

日常着だった久留米絣を芸術の域へ

日常着だった久留米絣を芸術の域へ

久留米絣とは福岡県久留米市で製造される絣の織物です。

綿糸を先に染めてから織ることで設計された模様に数ミリ単位でズレが生じ、かすれたように見える絣模様が特徴となっています。

素材は通気性がよく夏は涼しく、冬は内側に熱がこもるため防寒になり、家庭で手作りのもんぺや作業着を手織りされる実用性の高い着物でした。

久留米絣を誕生させたのは、なんと久留米の米屋に生まれた井上伝という12才の少女でした。

何度も洗って着古した藍染めに白い斑点を見つけ、糸をほぐしてどのように斑点が生まれているのかを研究したことがきっかけで久留米絣が生まれました。

井上伝は何度も斑紋を織り上げることを繰り返し、ついに「霜降(しもふり)」や「霰織(あらひおり)」と呼ばれるようになる白い斑紋の織物を完成させたあと、「加寿利(かすり)」と名付けて生産すると瞬く間に評判を呼びました。

また、絣に絵模様を入れる技法を発展させると弟子も増えていき、1827年には弟子だけで1000人以上にもなり、全国各地に400人ほど散らばったことで久留米絣が一段と世に広まった契機にもなっています。

久留米絣は洋服の登場によって一度は生産量が落ち込みましたが、現代の洋服に溶け込ませられるよう絣の着物を製作する職人の手によって新しい魅力を開拓しています。

現在の絣着物は昔ながらの幾何学模様や藍染め以外にも、ポップな柄やモダンな色合いの商品も多いのです。

松枝玉記の久留米絣とは

それまで作業着としても使われていた絣着物は、松枝玉記の柄づくりの突出した才能によって革新をもたらされました。

淡藍や中藍を主体として自然の涼しげな風景や宝石のような絵模様を描き、日常着から芸術品として認められるまで完成度を高めていきました。

久留米絣は完成までに3か月かかると言われ、30工程にも及ぶ高度で緻密な手仕事を要します。

松枝玉記は一つ一つの工程の難しさを把握しながらも、探求心の強さから久留米絣に独自の世界観をもって仕上げていきます。

松枝玉記の着物作りの精神が垣間見える代表作をいくつかご紹介します。

・水に潜る亀(1979年)

松枝玉記が74歳のときに制作した着物で、すでに代表作と言える作品を多く残していた時期に完成させたものです。

水面と亀の模様を交互にあしらい、藍色の濃淡と白色のグラデーションがたくみに活かされた、リズミカルなデザインになっています。

・風と光(1974年)

ぶどうの房と葉を組み合わせた大柄を縦横の直線に合わせて交差させた構図です。

・献穀(1976年)

水色に発色する淡藍を用いて濃藍とのコントラストをつけながら横段模様と稲穂を組み合わせた粋な作品です。

松枝玉記の着物の買取相場は?

松枝玉記の着物の買取相場は?

松枝玉記の着物の買取相場は約15万円前後となっていますが、デザインや色が人気のものか、帯の状態はどうかなどが買取価格を大きく左右する要因です。

加えて、上記の価格は証紙があることが前提ですので、なければ買取価格は下がる可能性がありますので注意しましょう。

着物は定期的なお手入れを施さないとシミやシワが発生してしまうため、今以上の価値を落とさないためにも早めに査定してもらった方が良いでしょう。

着物買取専門店の査定員であれば親切丁寧な対応をしてくれるので、遠慮なく気になることを聞いてみましょう。

現在の松枝玉記の買取相場や、査定に出した着物の価値を教えてもらうのも良いですね。

松枝玉記作品を高額買取してもらうコツ

松枝玉記作品を高額買取してもらうコツ

人間国宝・松枝玉記の作品ですから、着物の状態によっては高値で買取される可能性が高まります。

ただし、着物は保存状態や証紙があるかないかで買取金額が変わってしまいます。

証紙は、伝統工芸品や産地物の着物を新品で購入したときについてくる「本物である」ことを証明する紙です。

着物の端切れなどについていることが多いのですが、日ごろは使うことがないので捨ててしまわないように注意しなければなりません。

松枝玉記の着物には久留米絣協同組合が認定した証紙と重要無形文化財保持者・松枝玉記と記載があるサインがついていますが、保管しておくと査定時に買取価格が上がる可能性があります。

着物の保存状態に関しては、より注意が必要です。

「1回着て箪笥にしまっただけだからきれい」と思って確認しないでいると、時間の経過とともにシミや汚れが発生している恐れがあるのです。

着物を箪笥にしまうと空気の循環ができずに湿気を溜め込んでしまうので、着脱してからはすぐにしまわずハンガーにかけて数時間陰干ししておきましょう。

また、着物の経年劣化を防ぐためには早めに買取に出すことが有効です。

売りたいと思ったときが売り時ですので、少しでもきれいな状態で着物の買取に出して松枝玉記の着物が欲しい人のもとに届けましょう。

まとめ

まとめ

松枝玉記の着物は古風な絵模様から洋服のように着られるポップな絵模様など、同じ藍染めでも着る人が纏う雰囲気を変えてくれます。

人間国宝に認定されている松枝家三代目・松枝玉記の着物をお持ちの方は、今回の記事を参考に買取を検討してみてください。

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