着物買取について

希少性の高い『大島袖』着物買取の相場はいくらくらいになる?

希少性の高い『大島袖』着物買取の相場はいくらくらいになる?

大島紬という着物は買取に出すと高値になる代表格として知られています。

高級着物として有名な大島紬には種類がたくさんあるため、熟練した着物の査定技術が必要です。

ここでは大島紬という着物を高値で買取してもらうためのコツを紹介します。

大島袖ってどんな着物?

大島袖ってどんな着物?

大島紬とは鹿児島県奄美大島で生産される着物で、手で紡いだ絹糸を染めて織られた着物です。

この大島紬は世界三大織物のひとつとして数えられ、この大島紬で作られた着物は着物愛好家から高い評価を受けています。

大島紬の特徴

大島紬の「紬」とは、蚕の繭を手で紡ぎ、縦糸と横糸を交互に交差させながらつくられる平織りという技法が用いられ、その独特の手触りと風合いは大島紬にしか出せない魅力です。

大島紬は最初は堅く織られた布地が着るごとに自分の体にフィットしてくる柔らかさで、着物の世界では普段着として位置づけされています。

また、大島紬で用いられている蚊絣の大きさで5マルキ、7マルキ、9マルキ、12マルキなどに分かれています。この「マルキ」とは、絣の細かさを表すもので、数字が大きい程高価な大島紬とされます。

大島紬の歴史は?

大島紬が日本に初めて登場したのが奈良時代に書かれた文献の中に書かれており、この当時は「大島紬」とは表記されておらず、褐色紬と記されていました。

ここから発祥は西暦700年頃と推定され、西暦500年頃にインドネシア方面から伝わった織物がルーツとされています。

本場奄美大島産の大島袖について

大島紬には実はいくつか種類があり、元々奄美大島で作られた紬を大島紬と呼ばれていました。

その後奄美大島の大島紬の技法を用いて東京都武蔵村山市で作られる村山大島紬などありますが、奄美大島産は『本場大島紬』の名称で今も高い地位を誇っています。

着物買取の中でも高く売れる『大島袖』その理由は?

着物買取の中でも高く売れる『大島袖』その理由は?

大島紬は一枚を作りあげるまでにとても長い時間がかかります。

織るために何年も経験を積んだ熟練の職人が一枚一枚丁寧に織りあげていくため、大量生産が難しく希少性が高いです。

加えて大島紬の特性は雨や湿気に強く、生産させる色合いも藍色など落ち着いた色合いであまり汚れが目立ちにくいということが挙げられます。

大島紬の製作には時間がかかる

大島紬は糸を先に染めてから織られる先染めのため、2度織られると言われています。

また、大島紬の制作までには60以上の工程があるため、制作時間も1年以上かかるとされています。

そしてそれぞれの工程には職人がおり、彼らの技の結晶が大島紬といえ、手間がかかるからこそ大島紬の価値は高く、着物を着られる方に人気があります。

大島紬の製作工程とは

60工程以上ある大島紬の製作工程ですが、大まかに分けることができますので、それぞれについて説明します。

図案作成と糸の準備

原案やイメージをもとに、方眼紙に柄の設計を行い、絣(タテ糸とヨコ糸が重なってできる点)を点描のようにして書いていきます。

以前であれば点1つ1つ設計図で書いていたものの、現在は大島紬の図案用のPCソフトがあるため、ソフトを用いて設計するのが主流となっています。

また図案作成工程の際に、どれだけ糸が必要になるのかも計算し、糸の用意をします。

糸くり・整経

絹糸を小さな枠に巻き取り設計図に合わせて「糸の種類・太さ・量」を決め、タテ糸とヨコ糸を決められた長さと本数を整経を行います。

糊張

天気の良い日に整経したタテ糸とヨコ糸別々に、イギス糊(海藻糊)で固め、日光に当てて乾燥させることで絣締めをする準備をします。

絣締

図案に合わせながら、糊張りを施した絹糸の柄部分を木綿糸で強く織り込みを行います。

織り込んだ部分は染まらず、織り込まなかった部分は染まるようになります。

染色(テーチ木染め・泥染め)

締めた糸や地糸を染める工程で、本場奄美大島紬の染色はテーチ木染めと泥染めを繰返します。

テーチ木染め

テーチ木(車輪梅)の幹と根を小さく割り、大きな釜で約30時間ほど煎じます。

煎じてできた茶褐色の液汁で糸や絣莚を染めます。

数10回も繰り返し染めていくうちに、テーチ木のタンニン酸によって糸が赤褐色になります。

泥染め

テーチ木染めされた糸や絣莚は泥田で数回泥染めを行います。

「テーチ木染めをし、その後泥染め」という工程を3~4回繰り返します。

テーチ木のタンニン酸と泥の鉄分が化学反応を起こし、大島紬独特の渋い黒色に染まります。

準備加工

準備加工と言っても工程は様々で、色を差したり綿糸をほどくなどをして絣糸を作り、また同時に無地の糸の準備も行っていきます。

他にも「目破り・すりこみ・ばらさき・あげわく・仕上げ」などの工程があります。

織り

高機(たかばた)という手織り用の織機を用い織っていきます。

約7cmほど織っては、タテ糸を緩めて針で1本1本丁寧に模様を図案に合わせていきます。

マルキ数や柄、織り工によりますが、1反約12.5mを約1月ほどかけて織ります。

製品検査

本場大島紬協同組合にて幅や長さをはじめ、色ムラや絣の不揃いを含む20項目にも及ぶ厳しい検査を受け、合格をしたものには「証紙」が貼られてはじめて製品として認められます。

証紙について

証紙は産地を証明する「登録商標」のことで、登録商標には必ず「織り元の名前」が入り、検査合格印が押されています。

またそれぞれの産地ごとの染めの基準を満たし、厳しい検査に合格したものには「染め証紙」が貼られます。

大島紬の証紙には、鹿児島産の「旗印」、奄美大島産の「地球印」、そして宮崎県の都城絹織物事業協同組合で生産される大島紬の「鶴印」があります。

奄美大島産のものも旗印の証紙が使われていましたが、1954年の日本本土復帰を契機に地球印が使われるようになりました。

大島袖を売るときに忘れてはいけない『証紙』

大島袖を売るときに忘れてはいけない『証紙』

前項でも触れましたが、大島紬をはじめ新品で購入した着物には『証紙』がついてきます。この証紙とはその着物の品質を保証する証明書と同じ意味を持っています。

証紙は多くの場合、仕立てた着物の端切れが使われているため、中には誤って捨ててしまう方もいるかもしれません。

しかしこの証紙は大島紬や着物を買取に出した時に価値を見極める大切な証拠になります。

そのためこの証紙があるかないか次第では買取価格も数万円単位で変わる場合もありますので、もし大島紬を買取に出す前に、証紙が残っているかどうかを必ずチェックしておきましょう。

証紙がない場合はどうなる?

大島紬は証紙がなくても大丈夫です。着物を専門で査定している業者の多くは着物を実際に触れて他の細かい特徴や状態で価値を見極めることができるので問題ありません。

ただし、証紙がある場合と比べて査定評価の低下は避けられませんので証紙は有った方が良いでしょう。

気になる大島紬の『買取相場』はいくら?

気になる大島紬の『買取相場』はいくら?

大島紬の買取相場は数百円から数万円、中には十万円を超えるものもあり、とても買取価格の幅が広いです。

そのため同じ大島紬であっても値段に幅が出てしまうので一概にはお伝えできません。

なぜこのように値段に幅があるのかといえば、「状態」「丈」「付加価値」の3つのポイントで決まります。詳しくは次の項で詳しくみていきましょう。

大島紬の状態

「状態」とは、着用感の度合いや汚れ・シワの程度です。

着物は着用するたびに汚れが蓄積していきますから、普段からしっかりお手入れをしている大島紬とあまり手入れされていない大島紬とでは買取相場にも大きな開きが出るでしょう。

大島紬の丈

「丈」ですが、これは着物のサイズを意味します。買取された大島紬は着物を欲しがっている方へ販売されます。

この時にある程度の大きさですと需要も高いのですが、極端に小さいサイズですと大きなものに比べて需要は下がる傾向が見られます。

大島紬の付加価値

「付加価値」とは、本場奄美大島で作られたもの、希少性の高い技法が使われているか(○○マルキ、染め方、刺繍の有無)、大島紬のブランド「都喜ヱ門」であるかなどが付加価値といえます。

また、大島紬は各工程ごとに熟練の職人が分業しているため、他の着物のような作家物というのはありませんが、ごく稀に有名作家が監修した作品というのもあります。

希少性の高い『大島袖』着物買取の相場はいくら?まとめ

まとめ

自宅に着なくなった大島紬があるなら、なるべく早く買取に出した方が良いといえます。着物は保管状況や湿気によって価値がどんどん低下するからです。

また、知らず知らずのうちに汚れがついたまま放置してしまうとお手入れしても修復不可能な汚れになってしまうこともあります。

少しでも大島紬を高く売るなら、早めに手放すことと事前に価値をしっかりわかる着物買取り業者に任せてみてはいかがでしょうか。

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