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着物がカビ臭い!?カビの予防法と取り方をご紹介!

着物がカビ臭い!?カビの予防法と取り方をご紹介!

現代は洋装が主流となり、普段着物を着る機会も少なくなっているかもしれません。

とはいえ、式典などで着る特別な衣装として、やはり着物は持っておきたいですよね。

親から受け継いだ着物、記念の時に買ってもらった着物など、特別な思い入れのある着物をお持ちの方も多いと思います。

そんな大切な着物をいざ着ようと取り出してみると「カビが生えていた」という経験がある方もいるのではないでしょうか?

着物が大切なものであればあるほどカビが生えてしまったことが悔しいですし、いざという時になってカビが生えていたのでは、明日の衣装をどうして良いか途方に暮れてしまいますよね。

この記事ではカビが発生する原因や、それに対策する形での予防法をご紹介します。

万が一カビが発生してしまった時にご自宅で応急処置的にできるカビの取り方・落とし方もご紹介します。





着物にカビが発生する原因とは

着物にカビが発生する原因とは

カビはなぜ発生するのでしょうか?

カビは60%以上の湿度、酸素、5〜35℃の温度、たんぱく質があるところに発生します。

酸素はどこにでもありますが、注目すべきは60%以上の湿度と5〜35℃の温度です。

これは日本の多くの地域の気候に当てはまる湿度と温度となっており、高温多湿な日本はカビが生えやすい条件が揃っています。

梅雨の時期に押し入れの中で洋服がカビだらけになっていたという経験がある人もいるのではないでしょうか?

着物も洋服と同様にカビが生えます。

なぜなら、着物の生地は絹でできているものが多いからです。

蚕が作る絹糸はたんぱく質です。

そのため、温度や湿度が整うと着物にもカビが生えます。

また、着物の染色の際に使われる「地糊(じのり)」も湿気を吸いやすいため、カビの温床となりやすいです。

着物につくカビの進行は色でわかる

着物につくカビの進行は色でわかる

普段から保管に気を配っていたとしても、着物にカビが生えてしまうこともあると思います。

たとえすでにカビが生えてしまっていたとしても、カビの状態によっては着物クリーニングなどの対処で着られるように戻すことも可能です。

着物のカビの進行度合いを色で見分ける方法と、それぞれの状態のカビに対してどんな対処法があるのかをご紹介します。

斑点が浮き出ていたら白カビ

着物に白い斑点が浮き上がっている場合は、白カビと考えて良いでしょう。

このカビが発生しているときには、たとう紙が黄色く変色していることが多いです。

これはカビが生える第1段階で、比較的落としやすい状態です。

着物クリーニングに出せば、綺麗に元通りになる可能性が高いでしょう。

白カビが数年経過すると黄色いカビになる

白カビが数年経過すると黄色いカビになる

「10年近くしまったままだった」という着物によくみられるのが、黄色くなっているカビです。

白カビが発生してから数年経過した状態がこの黄色いカビです。

この状態のカビは通常の着物クリーニングでは対処できないので、「洗い張り」が必要になります。

洗い張りとは着物のそれぞれのパーツを縫い合わせている糸を一度抜き、布の状態にしてから洗って再度仕立て直す方法です。

特別なクリーニング方法になりますので、洗い張りは着物クリーニング業者等、プロの発注すると良いでしょう。

カビが発生してから長期間経過すると黒いカビが発生する

カビが発生してから15年~20年経過すると、カビの色が濃い茶色や黒色になってきます。

この黒いカビまで進行してしまうと、もうカビを完全に落として元の色に戻すことはできないでしょう。

黒いカビが発生するころには生地自体も弱ってしまっているので、染め替えなども難しい状態です。

カビが発生する前に知っておきたい予防法

カビが発生する前に知っておきたい予防法

着物に1度カビが発生してしまうと完全に落とすのは大変ですし、場合によっては手を尽くしても元に戻らないこともあります。

ですから着物のカビ対策としては、そもそもカビが発生しないように予防策を講じることが重要です。

着物にカビが発生するのを予防する1番の方法は、着物を強い湿気にさらさないことです。

カビは「60%以上の湿度」「酸素」「5〜35℃の温度」「たんぱく質」が揃うと発生してしまいます。

このうち、酸素や温度の条件は変えることが難しいです。

また、たんぱく質は着物の素材である絹自体の性質です。

そこで、「60%以上の湿度」の部分に対策することが、着物のカビ予防においては有効です。

ここでは、ご自宅でできる着物の湿気対策についてご紹介します。

着物を脱いだら収納の前に陰干し

脱いだ直後の着物は、汗や外の湿気などを吸い込んでいます。

そこで収納する前に必ず、風通しの良い室内で半日~1日陰干しするようにしましょう。

直射日光に当たると着物が変色してしまう恐れがあるため、陰干しが望ましいです。

また、陰干しの際に着物にシミや汚れがついていないかチェックすることも大切です。

シミがついたまま保管してしまうと、時間の経過とともにシミが強固となって落ちにくくなってしまいます。

自宅で対処できる汚れならベンジン等を使って陰干し前にケアをしてあげましょう。

自宅でケアするのが難しい汚れは陰干し後に着物クリーニングに出すようにしてください。

陰干しが終わって収納する際には柔らかい布でほこりを払ってあげるのも忘れないようにしてください。

たとう紙に包んで保管

たとう紙に包んで保管

着物の保管というと桐たんすが昔から一般的ですが、桐たんすは高価なものです。

もしご自宅に桐たんすがないのであれば、プラスチックの衣装ケースなどに保管するのも良いでしょう。

しかし桐たんすは用意できなくとも、着物を収納する際には必ずたとう紙に包むようにしてください。

たとう紙とは着物や帯を包むための白地の和紙のことで、通気性が良く、着物の湿気を吸ってくれる作用があるためです。

たとう紙は、着物を買った時に呉服店がつけてくれます。

なお、ネット通販等でたとう紙のみでも買うことができます。

たとう紙を長く使っていると湿気を吸ってふにゃふにゃになったり、黄ばんできたりします。

たとう紙が変色した際には、劣化しているためたとう紙を取り換えてあげましょう。

あつらえたばかりの着物などは、ビニール袋に入っていることもあります。

しかし、ビニール袋は通気性が悪く湿気が溜まりやすいので、ビニールから出してたとう紙で包んで収納するようにしましょう。

除湿剤やすのこを使う

着物を保管する際には、着物を保管している部屋全体・たんすや衣装ケースの中の両方の湿度をケアしてあげましょう。

着物を保管時の湿気をとるには除湿剤が有効です。

除湿剤はドラッグストアやスーパーなどでも買うことができます。

着物を保管している部屋全体の湿気対策には据え置きの除湿剤や除湿器を、たんすや衣装ケースの中にはシート状の除湿剤を使うと便利です。

その際、除湿剤が着物に直接触れると変色等の原因になるため、たとう紙の上から使うなど着物に直接触れないように注意してください。

また、除湿剤は長く使っていると効力が薄れてきますので、定期的にチェックして取り換えてあげるようにしましょう。

プラスチックの衣装ケースを使う場合に気を付けたいのが、プラスチックの衣装ケースは底に湿気が溜まりやすいということです。

そこで、ケースの底にすのこを敷いてから着物を入れると良いでしょう。

すのこの下に除湿剤を入れておくこともできます。

年に2~3回虫干しをする

年に2~3回虫干しをする

着物に湿気がこもるとカビの原因となるので、定期的に虫干しをすることをおすすめします。

虫干しとは、衣類や書物などを保管場所から出して風を通す、日本の昔ながらの習慣です。

もともとは梅雨の時期の湿気を逃がすために夏に行われていたものですが、夏だけではなく秋など湿気が少なくなってきた時期に行うのも効果的だと考えられます。

着物はもちろんですが、帯の虫干しもしておきましょう。

天気が良い日を選び、年に2~3回程度行うと良いでしょう。

着物を出して着物ハンガーにかけ、干した後にまたたたみ直すという虫干しの作業は着物の数が多いとなかなかの重労働ですが、その分着物のカビ予防に効果の大きい方法です。

こまめに換気する

虫干しは手間が少しかかりますが、普段から比較的手軽にできるのが換気です。

昔の木造住宅に比べて現在の家屋は密閉性が高いため、湿気がこもりやすくなっています。

着物を保管しているタンスやケースを開け、窓も開けて、換気するだけでもカビ予防に効果があります。

普段から着用する

やはり1番いいのが、日常生活で着物を「着る」ことです。

喪服などは頻繁に着るものではありませんが、訪問着などは結婚式などのセレモニー以外でも、観劇やお食事などの機会での着用や、振袖ならお正月の初詣などにも着てみてはいかがでしょうか。

しまいっぱなしにせず着ることで風が通り、カビ予防になります。

大切なものだからこそこまめに身につけることで、カビ予防にもなれば愛着もさらに湧くでしょう。

もちろん、着用後は陰干しを忘れないようにしてくださいね。

自宅でできるカビの応急処置は?

自宅でできるカビの応急処置は?

湿気対策に気を使っていたとしても、着物にカビが生えてしまう可能性は残念ながらゼロではありません。

そこで、着物にカビが生えていた場合の、「とりあえず着用する」ための応急処置をご紹介します。

正しい応急処置に加えて、知っておきたいNGな応急処置法も解説しますので、参考にしてみてください。

ただし、これはあくまで表面に見えているカビの落とし方に過ぎません。

今回ご紹介する応急処置を行ったからといって「すべてのカビが落ちた」とは考えず、「とりあえずの着用」の後には着物クリーニングに出すようにしてくださいね。

着物のカビは乾いた布で払う

着物のカビを応急的に落とすためには、カビの生えている部分を乾いた布で軽く払ってカビを落とす方法がおすすめです。

軽く払う方が良いのは、力を入れて拭くとカビが繊維の奥に入り込んでより落としにくくなってしまうためです。

具体的な手順をご紹介します。

マスク・手袋を着用する

マスク・手袋を着用する

作業の際に飛び散ったカビを吸い込んでしまうと、アレルギーや感染症を引き起こす可能性があります。

カビを落とす作業をするときにはマスクや手袋を着用するようにしてください。

また、免疫力や抵抗力の低い赤ちゃんがいる場所では行わないようにしましょう。

屋外で行う

カビを落とす作業は、カビを落としたい着物を着物用ハンガーにかけて屋外で行うのがおすすめです。

ベランダや庭に物干しがあればそれを使うのが便利ですが、カビが移らないようにほかの衣類は外しておくようにしましょう。

天候が悪い・屋外に場所がないなどの理由で室内で行う場合には、窓を大きく開けて風通しを良くしておきましょう。

その際、畳などにカビの胞子が落ちないように養生しておくと安心です。

乾いた布でカビを払う

乾いた布でカビを払う

ここまで準備が出来たら、乾いた布でカビを払います。

カビが繊維の奥に入らないよう、力を入れずにさっと払うのがポイントです。

この時、ビロード・別珍・ベロアといった立ち毛の布でカビを払うと、毛羽立った繊維が着物の繊維の奥のほうからもカビを落としてくれます。

使っていないビロードやベロアの古布があれば、利用してみるのも良いかもしれません。

掃除用によく使われるマイクロファイバーも繊維が毛羽立っているのですが、掃除用の繊維は硬くて丈夫です。

着物の生地を傷つけてしまう恐れがあるため、使用しないようにしてください。

着用のタイミングまで陰干ししておく

見える部分のカビが目立たなくなったら、風通しの良い室内で陰干ししておきましょう。

着用までの間にも、なるべく水分を飛ばしておきます。

使った布・手袋・マスクを廃棄する

使った布・手袋・マスクを廃棄する

カビを落とすのに使った布・手袋・マスクにはカビ菌が付着しています。

これらを再利用するとカビ菌をまき散らしてしまうことになりますので、使用した布・手袋・マスクはすぐに廃棄しましょう。

着用後は着物クリーニングに出す

応急処置によって見た目にはカビは見えなくなったとしても、この応急処置で着物のカビを完全に取ることは出来ません。

あくまで「とりあえず着用する」ための応急処置ですので、着用後は着物クリーニングに出すようにしてください。

濡れタオルで拭くとカビがさらに繁殖する

濡れタオルで拭くとカビがさらに繁殖する

続いて、やってしまいがちなNGな応急処置法についてもご紹介しておきます。

洋服のカビ対策では、「よく絞ったタオルでカビ部分を水拭きする」という方法もあるようなのですが、これは「その後洗濯機で洗うこと」を想定した方法です。

着物の多くは洗濯機で洗うことはできないため、この方法は使えません。

むしろ、水拭きしたことで着物が水分を含んでしまい、さらにカビが繁殖しやすい環境を作ってしまう可能性があるのです。

消毒用アルコール等での除菌は着物を傷める

カビ菌を除菌するために消毒用のアルコールを使うという方法も、洋服の場合にはあります。

アルコールは揮発性が高いので、水洗いできない素材のカビ対策に用いられることが多いようです。

しかし、着物のカビ対策には消毒用のアルコールはおすすめできません。

着物に多く使われる素材である絹(正絹)は非常にデリケートな素材で、湿気だけではなく様々な成分に対して弱いのです。

生地や染めの状態によっては、色落ち・変色などが起こってしまう可能性があるのです。

まとめ

まとめ

今回は、着物に発生するカビの原因と予防法、そしていざという時のための応急処置についてご紹介してきました。

着物にカビが発生した時の応急処置はあくまでも一時的なものです。

着物のカビ対策として最も重要なのは、日々の手入れによるカビの予防です。

今回ご紹介した着物の収納・保管方法を参考に、お持ちの着物を良い状態に保てるように工夫してみてください。

将来的に不要になって買取に出すことを考えても、カビが生えていると大きく買取価格が下がってしまいますから、その面でもカビ予防は重要です。

ご自宅の着物の保管方法を今一度見直して、カビの予防を考えてみてはいかがでしょうか。

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