着物買取について

百貫華峰の着物買取について紹介!高く売るにはどうしたらいい?

百貫華峰の着物買取について紹介!高く売るにはどうしたらいい?

百貫華峰(ひゃっかんかほう)とは加賀友禅の著名な着物作家です。

現在75才にして現役で、文部科学大臣賞や日展などの受賞歴が多数ある友禅界の巨匠です。

三越や高島屋で数回展示会を行っているため、着物が好きで実際に展覧会を見に行った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は百貫華峰とはどのような作家か、代表作、着物の買取相場、高額買取になるコツを解説します。





加賀友禅作家の「百貫華峰」(ひゃっかんかほう)はどのような作家か

加賀友禅作家の「百貫華峰」(ひゃっかんかほう)はどのような作家か

百貫華峰は1944年に生まれた石川県金沢市出身の加賀友禅作家です。

黒留袖(既婚女性が主に結婚式で着る格式高い着物)や色留袖(地の色が黒以外のもの)、訪問着(留袖につぐ準礼装着物)などを製作し続け、現在75才の百貫華峰は現役の加賀友禅作家として、現代美術展や現代工芸賞、日展などで数多くの受賞を受けている大御所です。

話題になった着物作品に2014年、出雲大社の権宮司(ごんぐうじ)・千家国麿(せんげくにまろ)と婚約した高円宮典子妃が結納の席で着用していた訪問着などがあります。

百貫華峰は1963年、蝋纈染め(ろうけつぞめ)という熱で溶かしたロウを筆に含ませ綿生地に模様を写して染め抜く技法を2年ほど修行したあと、加賀友禅の道へと進みます。

そして1966年に加賀友禅で人間国宝保持者である木村雨山に師事する機会に恵まれました。

若くしてその才能を開花させた1974年に30才で日展に初入選を皮切りに、次々と作品を発表しては、様々な賞を受賞しています。

また百貫華峰は百貨店での展示会も複数回行っており、1980年に東京・三越本店、1991年には東京・日本橋高島屋、1992年には横浜・高島屋、1998年には再び東京・三越本店で展示を行うなど注目を浴びてきました。

さらに、文部科学大臣賞の受賞歴も日本現代工芸展と日展で2回あり、順調に製作活動を続けて1994年からは日展の審査員に就任しました。

百貫華峰の審査員経歴と代表作の紹介

下記は百貫華峰が美術展の審査員に就任した経歴をまとめたものです。

  • ・第二九回 日本現代工芸展審査員に就任

  • ・第二六回 日展審査員に就任

  • ・第二八回 日展審査員に就任

  • ・第三七回 日本現代工芸展審査員に就任

  • ・第三十回 日展審査員に就任

  • ・第四三回 日本現代工芸展審査員就任

  • ・第四一回 日展審査員に就任

続いて、様々な栄誉ある賞を受賞してきた百貫華峰の代表作をご紹介します。

代表作品名 受賞回 受賞展 受賞歴
月光の日の想い出 第二十回 日展 特選受賞
河原の雨 第二三回 日展 特選受賞
岩の中の私 第三二回 日本現代工芸展 東京都知事賞受賞
窓際の女神と私 第四一回 日本現代工芸展 文部科学大臣賞受賞
静寂 第四三回 日本現代工芸展 内閣総理大臣賞受賞
月光 第四二回 日展 文部科学大臣賞

加賀友禅とはどのような技法か

加賀友禅とはどのような技法か

加賀友禅とは金沢市が発祥の織物で、京都友禅染で知名度のあった宮崎友禅斎(ゆうぜんさい)が晩年、加賀に移り住んだ際に作り上げたものが始まりです。

加賀友禅の特徴は本物のようにリアルな質感で描かれた草花などの自然をモチーフにした作品が多く、加賀五彩という「臙脂(えんじ)・黄土・藍・草・古代紫」をベースにした落ち着いた色合いで描かれます。

また、加賀友禅の草花模様のアクセントとなっている「虫食い」という虫が食べた葉や変色した病葉(わくらば)を表現するものや、より装飾を立体的に見せるために色をグラデーションで表現する「ぼかし」という表現があります。

この「ぼかし」には「外ぼかし」という加賀友禅に多く使われる外側を濃くして内側に向かって薄くなるような染め方と、「内ぼかし」という京友禅に使われる内側を濃くして外側に向かって薄くなるようにな染め方があります。

金加工(箔置き)や刺繍は使わずに柄のみで表現することも加賀友禅の手法です。

加賀友禅の製作工程

手描き友禅の工程は下記9つあり、各工程には熟練した職人が分業制で行っています。

1.図案

配色や模様を決めて、デザインに合うふさわしい生地を選びます。

2.下絵

着物の形に仮縫いをした白生地にツユクサ花の汁で、下書きの絵から模様の輪郭を細い線で写し描きします。

3.糊置

下絵の線に沿って、筒袖から糊をしぼり出しながら糊を引きます。

この糊は糸目糊と言って、彩色時に染料が外に浸み出さない防波堤の役割をします。

4.彩色

工程の中心となる彩色は加賀五彩をベースにします。

筆と小刷毛を使って行って多くの色をのせていきます。

5.中埋め

事前に下蒸しで色を定着させた後、糊で模様全体を埋める作業を行います。

6.引き染め

刷毛で着物全体を均一に刷り込みます。

7.蒸し

引き染めによる地色が乾いたら100度で60分蒸らし、生地にのった染料が膨張した繊維に入り染色がなじませます。

8.水洗

余分な糊や染料を水で洗い流します。

9.仕上げ

乾燥と生地に蒸気を当てて柔軟にする湯のしを経て、最後に顔料で上仕上げをして完成です。

「友禅作家」の多くは図案と柄をつくる彩色のみを担当し、ほとんどの工程は専門の職人が担当しています。

百貫華峰の着物の買取相場は?

百貫華峰の着物の買取相場は?

百貫華峰の着物の買取相場は、買取需要や流行に左右される傾向はあるものの大体6万円ほどです。

また、訪問着や振袖であり、デザインが華やかで豪快なものですと中古着物市場での需要が高いので高額で買い取られる傾向にあります。

とは言え、百貫華峰の作品をはじめ着物の買取需要は時期により大きく変動します。

買取に出す時期次第では、高価買取が難しくなることもありますので注意してください。

もし百貫華峰の着物をお持ちならば、着物買取業者へ査定を依頼して今現在の価値を調べてもらいましょう。

百貫華峰の着物を買取に出すときのポイント

百貫華峰の着物を買取に出すときのポイント

加賀友禅作家の百貫華峰は名前の知れた作家なため高額買取が期待できます。

百貫華峰の着物を持っている利用者が買取に出す際に、事前に知っておいたほうが良いポイントがあるのでご紹介します。

ポイント①:証紙と落款(らっかん)の有無を確認

作家物をはじめとする多くの高級着物の着物には証紙と落款があり、査定員が着物の査定の際に査定額を決める重要なポイントの一つです。

百貫華峰が製作する着物にも伝統工芸品の印、名前が刻印された落款が印字されています。

百貫華峰のように加賀友禅作家として作品を発表するには加賀染振興協会に落款登録が必須で、登録できるかどうかは厳正な審査によって選ばれます。

厳しい審査ののち加賀友禅作家と名乗れることは誇りでもあり、落款は加賀友禅作家の百貫華峰が製作した作品ということを示す大切な証拠です。

また、加賀友禅振興協会が発行した証紙が購入時に付いてきます。

証紙は「着物の価値を示す証明書価値がある証拠」のため、買取時に証紙がない場合だと買取価格で数千円~数万円、時にはそれ以上に買取価格に開きが出る場合もあります。

そのため、証紙は必ず保管しておき、査定の際には一緒に出しましょう。

もし「譲ってもらったもので、本物かどうかよく分からないから査定を利用するか迷っている」といった場合には、まず落款や証紙の有無をセルフチェックし、その後、査定にて着物が本物かどうかしっかりと調べてもらいましょう。

ポイント②:着物の状態が悪くなる前に買取してもらう事が大切

百貫華峰の着物をはじめとした高級着物の生地は正絹(しょうけん)と呼ばれるシルク素材の着物がほとんどで、紫外線で変色しやすく水分にも弱くて湿気が溜まりやすい素材です。

そのため長らく箪笥にしまっていたりすると、着物に湿気が付いてカビや変色の原因になり着物の価値を落としかねません。

保管方法が原因でシミやカビが出来てしまうと買取価格が安くなることもあるので、もう着ることのない着物があるならば早めに買取に出すことをおすすめします。

まとめ

まとめ

数々の工芸展に表彰された百貫華峰は加賀友禅を代表する作家でもあります。

師匠に恵まれて30才という若さで日展に初入選してから、加賀友禅がより多くの人に受け入れられるように貢献してきたうちの一人です。

今日に至るまで美しい写実性を崩さず実直に活動を続け、百貫華峰の作り出す作品は着物愛好家のみならず様々な人に愛され続けています。にはとても人気が高いです。

また中古市場でも同じことが言え、百貫華峰の着物は人気が高く、買取価格も期待ができますので、もし百貫華峰の着物をお持ちで「もう着る機会がなくなり、自宅にしまったまま」という方がいらっしゃれば、ぜひ着物買取を利用してみてはいかがでしょうか。

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