着物買取について

羽田登喜男の着物の買取相場とは?高額買取のコツも紹介!

羽田登喜男の着物の買取相場や高く売るコツを紹介

羽田登喜男は加賀友禅や京友禅を融合させた独自の技法で人間国宝として日本だけでなく世界中で知られる著名な着物作家です。

羽田登喜男といえば美しい鴛鴦(おしどり)文様の柄が人気を集めており、もしお持ちの着物が羽田登喜男のような人間国宝の有名作家の作品であるならば、迷わず着物専門業者のプロ鑑定士に査定してもらいましょう。

今回は、作品に高い価値がつく有名着物作家の中でも非常に人気の高い人間国宝・羽田登喜男の着物について、買取相場や高く売るためのコツをご紹介します。





羽田登喜男とは

人間国宝・羽田登喜男とは

友禅の重要無形文化財保持者(人間国宝)である羽田登喜男は1911年、石川県金沢市に造園師の三男として生まれました。

1925年に金沢市で南野耕月師に入門して加賀友禅を学ぶと、1931年からは京都市で曲子光峰師に入門して京友禅を学びました。

刺繍や金銀箔を使うなどした華やかさに特徴のある京友禅、花鳥風月など自然の風景をテーマとした「写実性」を特徴とする加賀友禅、この2つの技法を若くして学んだことが、のちに「羽田友禅」とも呼ばれる独自の作品世界を切り開く礎となったのでしょう。

1937年に独立して京都市上京区に工房を構えると、2007年に引退するまでの約70年もの間、精力的に優れた作品を作り続けてきました。

その間の受賞歴は、主なものだけでも日本伝統工芸展最高賞・藍綬褒章・京都府美術工芸功労賞・紺綬褒章・勲四等瑞宝章・重要無形文化財「友禅」保持者(人間国宝)・京都府文化賞特別功労賞・京都市文化功労者と、枚挙に暇がありません。

受賞歴のほかにも祇園祭蟷螂山の前掛や胴掛を製作、来日したダイアナ妃に献上する振袖を製作、フランス・リヨンにて着物展を開催するなど、その活躍は称するのに言葉が見つからないほどです。

「不易流行」が座右の銘だという羽田登喜男だからこそ、京友禅・加賀友禅の伝統をベースにしながらも独自の価値を盛り込んだ作品を生み出し、これほどまでの実績と人気を持った着物作家になり得たのでしょう。

羽田登喜男の着物や作風の特徴

羽田登喜男の着物や作風の特徴

若くして加賀友禅・京友禅の双方を学んだ羽田登喜男の着物の特徴は、加賀友禅の特徴である庭園や花鳥風月などの自然のモチーフを、京友禅ならではの豪華絢爛な文様に仕立て上げる点です。

「羽田友禅」と呼ばれる羽田作品の中でも鴛鴦(おしどり)柄は羽田登喜男の代名詞ともなっており、鴛鴦柄の描かれた着物は大変な人気があります。

羽田友禅はデザインから仕上げまでの1つ1つの工程を一貫して丁寧な手作業で行うため、作るのに長い時間と手間がかかります。

着物自体の素晴らしさはもちろんですが、希少性が高いことからも、羽田の作品は着物市場で絶大な人気と価値を持っているのです。

ここで、羽田友禅大成の礎ともなった京友禅・加賀友禅について概観し、そのうえで羽田友禅の特徴を見ていきましょう。

京友禅

京友禅は京都の伝統工芸の一つで、宮崎友禅斎によって考案された染色技法です。

柔らかい色調を好み、多彩な色を使っていながら配色には神経が使われ、文様は上品で華やかです。

刺繍や金箔・銀箔といった装飾を積極的に取り入れている点も特徴でしょう。

色彩に関することで、京友禅・加賀友禅ともにボカシの技法が使われるのですが、その使われ方に特徴があります。

模様が小さく、外側から内側に向かってボカシが使われる加賀友禅に対して、京友禅は模様が大きく、内側から外側に向かってボカシが使われるのです。

京友禅の製作においては多数の職人がそれぞれ担当の工程を持つ分業制がとられていることが特徴で、デザインから仕上げ工程までを含めると20種以上もの専門職があると言われます。

加賀友禅

一方、晩年に加賀に移り住んだ宮崎友禅斎が京友禅をベースに作り上げたと言われているのが加賀友禅です。

刺繍や金銀箔を使って華やかさを演出する京友禅とは対極的に、加賀友禅の文様は花鳥風月など自然の風景をテーマとした「写実性」が特徴と言えます。

自然の風景をテーマとする加賀友禅独特の表現として、木の葉が虫に食われた様子を描く「虫食い」があります。

現実感を出しつつ、柄のアクセントとしても印象的な働きをしています。

京友禅の分業制に対して、加賀友禅では友禅作家が一点ずつ模様を構成し、色彩の配置や具合なども考えながら下絵・彩色などを行っていきます。

京友禅・加賀友禅の伝統を受け継ぐ羽田友禅の特徴

羽田友禅の特徴は、加賀友禅と京友禅の二つの伝統美を融合させた独自性にあります。

加賀友禅の特徴である花鳥風月などの自然をモチーフにした写実性がありながら、京友禅の特徴である華麗なデザイン、あでやかな色彩も併せ持ちます。

作品を作る工程の上での特徴としては、羽田友禅では加賀友禅にならってデザインから仕上げまで一貫作業で行っていることが挙げられます。

20種以上もの専門の職人によって作られる京友禅の技術をふんだんに用いながら一人の作家が一貫作業で作品を作るという点が、羽田友禅の特徴であり、人間国宝・羽田登喜男の傑出したところでしょう。

一人の作家が一貫作業で作品を作ることで作業工程を自在に組み立てることができます。

例えば地染めと堰出し友禅(模様の外側を糊や蝋で防染して、内側に彩色していく技法。輪郭線が残らないのが特徴)を繰り返すことでより奥行きのある表現が可能となり、鴛鴦柄に代表される羽田友禅の美しい文様となるのです。

人間国宝・羽田登喜男が創出した羽田友禅は現在、羽田登喜男の息子・登(京都府指定無形文化財保持者)や孫・登喜が羽田登喜男の意思を受け継ぎ新たな作品を生み出し続けています。

羽田登喜男の作品の買取相場はどれくらい?

人間国宝・羽田登喜男の作品の買取相場はどれくらい?

着物買取市場の傾向を見ると羽田登喜男の着物は1枚あたり10万円以上、訪問着などの需要の多い着物なら15万円ほどの買取相場となっています。しかしあくまで過去の事例ですので、現在はその限りではない場合もございます。

もちろん、場合によってはさらに高値が付く事もありますが、着物買取市場で取り扱いされている着物は基本的に個人で所有されていたものになるため、保管状態などにより相場よりも低くなるなど必ずしも価格は一定ではありません。

着物の買取価格は一般的におおよそ1/10~1/100以下になってしまうため、新品で購入した価格から見れば安く感じる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし羽田登喜男の着物は数ある着物の中で特に希少性が高いこともあり1枚で10万円を超える価格が付く可能性があるのです。

ですからもしご自宅に羽田登喜男の作品が眠っているならば、買取相場の上がっている今が良いタイミングかもしれません。

羽田登喜男の着物で高値を狙うなら着物買取専門店へ

羽田登喜男の作品には非常に高い買取価格がつきますが、それは着物の価値をしっかり見極められる高い専門性を持った鑑定士に査定してもらった場合に限ります。

着物買取専門店以外で買取してもらうとなると、多岐にわたる商品を取り扱っているリサイクルショップなどでの買取となりますが、リサイクルショップには着物専門の鑑定士が居ることは少なく、適正な価格を見抜くことが難しいため場合によっては極端に安い価格を提示される恐れもありますので注意が必要です。

中にははじめから作家による付加価値を考慮せず、着物の重さのみを基準にして機械的に買取価格を算出する「従量制」というシステムをとっているリサイクルショップもありますので事前に着物の査定方法について詳しく聞いておきましょう。

羽田登喜男の着物は保存状態が重要

着物の作家やブランドと並んで、買取価格を左右する大きな要素が着物の保存状態で、たとえ羽田登喜男の作品であっても、破れやシミ・カビなどの汚れがあっては価値は下がってしまいます。

着物は湿気に弱いため着た後は衣紋掛けにかけて陰干しをする、虫に食われないように定期的に虫干しをする、などのお手入れを普段から行っていることが重要です。

保管の際には折りジワなどもできるだけ付かないように綺麗にたたみ、たとう紙で保管、2年を目安にたとう紙を交換すると効力を保つことができます。

まとめ

羽田登喜男の着物の買取相場や高く売るコツを紹介のまとめ

友禅の人間国宝・羽田登喜男と、「羽田友禅」とも言われる羽田登喜男の着物についてご紹介してきました。

羽田登喜男の着物は中古着物市場でも人気で非常に高い価値があり、相当に高い値段で取引されています。

羽田登喜男の着物を本来の価値で買い取ってもらうためには、落款等で羽田登喜男の作品であることを証明し、着物専門の買取業者を選び、日ごろの保管の仕方に留意することが重要になります。

非常に価値のある着物ですから、買取に出すなら最大限の価値を認めてもらえるよう、事前に注意点を確認しておきましょう。

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