宝石コラム

世界4大宝石に名を連ねるルビーの特徴

  • ダイヤモンド、サファイヤ、エメラルドと並び「世界4大宝石」と称されるルビー。美しさと希少な価値を兼ね備えたこれらの宝石は別格の存在として人々に愛されています。とりわけルビーは旧約聖書にも登場し、古くからその存在が知られていました。そこでルビーの歴史や特徴などをお伝えします。

                             

    ルビーの歴史

    旧約聖書にも記述があるルビーは、世界4大宝石の中でもエメラルドと同様に古代から人々に珍重されてきました。ルビーの名前の由来は、ラテン語で赤色を意味する「ルベウス」です。古代ローマでも貴重なものとして扱われていて「燃える石炭」と呼ばれ炎を内に秘めた石とされていました。 ルビーの大きな特徴である情熱的な赤は、太陽光や紫外線の光に反応して炎が燃えるように輝くことで現れています。旧約聖書のノアの箱舟で方舟の行く先を照らしたのがルビーだとされています。ルビーの赤い色には「炎」や「血」に例えられ、権力者たちが身を守るための守りとして身に付けてきた歴史があります。

    最高級のルビー

    ルビーは大理石などさまざまな岩石の中で結晶化し成長します。その環境によって色合いが変わってきます。産地ごとにルビーの特徴が異なるのはそのためです。とりわけ最高ランクの品とされるのはミャンマーのモゴック地方で産出されるものです。深みのある赤ワインのような色のルビーは「ピジョンブラッド」と称され世界的に評価されています。ミャンマーのモゴック地方は15世紀から採掘をしている歴史あるルビーの産地です。鉄の不純物が少なく、透明度の高い鮮やかな赤のルビーが採れます。加熱処理されていないものは非常に高い値で取引されます。ルビーの価値を決めるのは赤の濃さと透明度です。深みのある赤でありながら澄んだ輝きを兼ね備えていることが価値の高さにつながります。

    産地ごとのルビーの特徴

    鉄分の多い玄武岩からできるタイ産は黒っぽいものになる傾向がありますが、タイのルビーの産出量は世界での大半を占めています。タイ産が流通することで市場でのルビーのシェアが広がりました。オレンジに近い赤から赤みがかったパープルまで色味に幅があります。色味や発色を良くするための加熱処理されることが多くなっています。スリランカでは明るい色合いの透明度の高いルビーが産出されます。多いのはピンクに近い淡い色合いのものです。品質的には他の産地より低いとされていますが、可愛らしさと手ごろな価格からアクセサリーとして好まれています。

    個性派なら変わり種ルビーも

    少し変わったルビーを求めるなら、スタールビーがあります。ルビーの表面に光を当てると六条の星形の筋が浮かび上がります。これは、ルビーの内部に針状の内包物が一定方向に入っているためです。通常、ルビーはダイヤモンドのように平面を活かしたファセットカットが施されますが、針状の内包物がまとまり上手く交差している場合にはカボション(半球形)に研磨されスタールビーとされます。ほかのルビーよりも星の出る具合が石によって左右されるのでお気に入りと出会うことがなかなか難しいかもしれません。それだけに琴線にふれるものがあったならば購入しておいた方が後悔はありません。もし長年使って年齢や服装に合わなくなってきたなら出張買取で手放すこともできます。そう思えば運命の出会いを逃してしまうことも少なくなりそうです。

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