宝石コラム

年々希少価値が高まる宝石、珊瑚の魅力

  • 深い赤や鮮やかなピンク、雪のような純白などさまざまなカラーと表情を見せる宝石珊瑚。珊瑚ははるか昔から宝飾品として人々に愛されてきました。そんな魅力いっぱいの珊瑚の歴史や種類、手入れ方法などをご紹介します。

                           

    海の恵み「珊瑚」

    珊瑚はポリプという構造を持つ生き物です。南の島と言えば青い海と珊瑚礁のイメージですが、比較的浅い海域で育つ珊瑚礁の珊瑚は宝石珊瑚とは別の種類のものです。宝石用の珊瑚は深海に生息しており、たくさんのポリプが集まって枝状の群体をゆっくり成長させていきます。種類によっては1cm大きくなるために数十年かかるものもあり、質の良い宝石珊瑚はとても貴重なものです。人と珊瑚のかかわりは古く、ギリシャ神話では英雄ペルセウスがメドゥーサの首を切り取ったときに滴った血が地中海に落ちて珊瑚になったと伝えています。地中海で産出する珊瑚はイタリアの人々の間で魔除けやお守りとして珍重されましたが、乱獲のためにその数は減少しています。現在では、日本近海が良質な珊瑚の産地となっています。

    真っ赤な宝石珊瑚にも2つの種類がある

    宝石珊瑚には色や産地によっていくつかの種類があります。最も価値が高いとされているのが「血赤珊瑚」です。赤珊瑚のなかでも特に色が深く濃いものを血赤珊瑚と呼びます。透明感があり、硬質で、「フ」と呼ばれる白い部分があるのが特徴です。土佐湾の水深100~300mの海底に多く生息しており、水揚げ量が少なく大変希少価値の高い珊瑚です。アメリカでは血のような色から「オックスブラッド」、ヨーロッパでは産地である土佐から「トサ」などとも呼ばれます。血赤珊瑚と同じく赤い色をしているものに「紅珊瑚」があります。こちらは地中海沿岸で水揚げされるもので、日本産に比べると柔らかく、透明感がありません。「フ」がなく色ムラが少ないという特徴があります。血赤珊瑚に比べると求めやすい価格になっています。

    ピンクやホワイト、優しい色の宝石珊瑚

    宝石珊瑚の中でも、もっとも大きく成長する大型の珊瑚が「桃珊瑚」です。血赤珊瑚と同様に「フ」が入っているのが特徴で、赤に近い朱色から淡いペールピンクまで豊富なカラーバリエーションがあります。主な産地は日本近海で、その大きさと粘り強い材質から仏像などの彫刻や彫りが入った宝飾品に多く加工されてきました。桃珊瑚でもっとも価値が高いとされるのが「本ボケ」と呼ばれるもので、混じり気のない均一な淡い桃色の珊瑚を指します。海外では「エンジェルスキン」と呼ばれる希少なものです。現在では、ほとんど水揚げがないため「幻の珊瑚」と呼ばれています。「白珊瑚」は日本沿岸からフィリピンやベトナムまでの広い範囲で水揚げされます。実際には、薄い桃色やセピア色が混じっているものが多く、真っ白な純白の白珊瑚は大変希少価値が高く、高値で取引されます。まれに採取される象牙色の白珊瑚もとても貴重なものです。

    珊瑚のお手入れと保存

    珊瑚は汗や酸に弱い繊細な宝石です。使用後は柔らかい布などで優しく拭いて、汗や皮脂などの汚れを取り除くことが大切です。夏場などたくさん汗をかいたと感じたときには、水で濡らした柔らかい布で珊瑚をそっとぬぐってから乾いた布で優しくふき取ります。自然乾燥したのち、ジュエリーケースなどに保管しましょう。光沢がなくなったと感じたときには専門店で研磨してもらうのがおすすめです。適切な保存方法で大切に扱えば、長く楽しむことのできる珊瑚。年々採取量が下がって価値が上がっていますから、使わずにしまいこんでいる珊瑚のジュエリーがあれば買取に出してみるのもいいかもしれません。

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