宝石コラム

海の青を連想させる宝石「アクアマリン」

海の青を連想させる宝石「アクアマリン」

透明感のある神秘的なブルーの宝石を見たことがありませんか。

それはきっとアクアマリンに違いありません。

近代になってアクアマリンが宝石界のスターダムに登場するようになった秘密とは何なのでしょうか。





古代ローマ時代から愛されてきたアクアマリン

海とつながりの深いアクアマリンは古代ローマ時代から船乗りの航海の無事を約束するお守りとして大事に身に付けていました。

怒りの感情を抑え冷静にする力もあると信じられています。

鉱物学的に見るとエメラルドと同じぺリルという鉱物の仲間です。

エメラルドとは異なり含まれる微量の鉄によって独特のブルーを生み出しています。

鉄の分量によって淡いブルーから濃いブルーまで幅広い色の種類がありますが、価値としては色が濃いものほど評価が高くなります。

また、エメラルドが衝撃に弱い宝石であるのに対してアクアマリンは耐久性があり、透明度が高いことが特徴です。

20世紀に入り人気を集める

アクアマリンは清楚な雰囲気を持った宝石として好まれていますが、人気が高まったのは20世紀に入ってからのことです。

内包物が多く、壊れやすいエメラルドとは違って、内包物が少なくさらに硬いのに割れにくいという特性を持ったアクアマリンは、ジュエリーとして加工しやすいというメリットがあり、重宝されました。

また、価格もエメラルドに比べると格段に安いうえに品を兼ね備えています。

そのため、財産というよりはファッションとして宝石を楽しむために支持されるようになったのです。

一般のアクアマリンは産出量も安定し価格も手ごろです。気に入ったものがあれば10カラット以上のものを選ぶのがコツです。

アクアマリンの評価を決める要素

アクアマリンのブルーはストレスの多い現代社会を生きる人にとって心を安らげてくれる色でもあります。

日本人の好みとしてはあまり濃すぎないブルーが安らぎや落ち着きをイメージさせるからか人気です。

涼し気な色合いが涼を感じさせるので春から夏にかけて付けられることが多いようです。

アクアマリンの最大の魅力であるブルーは価値を決める基準ともなります。

色の濃さは日本人の好みは反映されず、青色が濃いほど高評価となります。

そして、輝きを決める透明度です。透明度については内包物が少ないものほどクリアで価値が上がります。

傷の有無も評価のポイントとなります。傷があるとそこからひび割れるおそれがあるので注意しましょう。

アクアマリンの最高級品は「サンタマリア」

アクアマリンの中に「サンタマリア」と呼ばれるものがあり一般のものとは評価が大きく異なります。

アクアマリンの中でも最高級品とされるサンタマリアは市場に出回ることはまれで、大粒のものも少なくなっています。

その多くは1,2カラットで大粒のものでも10カラット前後です。

もともとは中心的な産出国であるブラジルの中でも質の良い石が採れると評判の高い鉱山「サンタマリア」の名を冠していました。

その後、アフリカのモザンビークでも産出されるようになり、マダガスカルやタンザニアをはじめ、インドやパキスタンなどの国でも採掘が始まりました。

そのため、アクアマリンの評価では産地がそれほど重要視されることはありません。

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死蔵させておくより、お金に換えて今の自分に合うジュエリーを新調する予算にできます。

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